・僕らはみんな河合荘 7 著:宮原るり
泣きそうな、弱ってる律が表紙の第7巻。
相変わらず表紙の律は非常に可愛いですね!
もちろん漫画としての中身に描かれてる律も可愛いですけど。
あざとくこう言うポーズ取る様なキャラじゃないからこその構図…。
その辺が律、って言うキャラクターなのが良いですよね!
さて、この漫画も大分続いて7巻目ですが。
6巻目がちょっと…な内容(面白くないと言うわけではないです)だったので、
この先どうなるんだろうなぁ…と言う所で終わっちゃってたのもあって。
6巻のベクトルでこのまま進むんだとしたらちょっとなぁ、と思いながら読みました。
いやー何ていうんだろう、まあ恋愛要素のある作品なら仕方ない部分ではあるんですが、
ヒロイン(この場合律ちゃんね)が他のぽっと出の男キャラと仲良くしてる。
そう言うのを長々見るのはどうしても苦痛だったと言う感じですね…。
とまあそれが6巻で描かれてた事の一つで。
まあつまりは宇佐と律ちゃんの関係がずーっと進まないままだったんですが、
この7巻ではそう言う部分を経て、やっと少しだけ進展した感じで良かったです。
ちなみに進展したと言ってもあくまでも”少し”なので(しかも宇佐目線)。
これまで通り、勘違いや思い違い、周りに振り回された2人の関係性。
そう言ったものは続いてますし、そこが面白い漫画ですからねー。
しっかりとそう言う部分を入れつつ、でも少しは進展したのかな!?
って言う感じに描かれてたので良かったです、いや本当にね!
ぶっちゃけこれで一気に好き同士になるとか。
そう言う展開は期待してないので(宇佐には申し訳ない)これで良いんですよ!
元通り…よりは進んでるのはありますが、このじれったい2人の関係性と言うか。
主に律ちゃんが変な性格な所に起因するんですが、そのすれ違いとか。
その辺が他のキャラクターも通じて描かれてる漫画ですからね!
そこがぴったりとかみ合うのは最後の最後で良いんですよ!
…ま、高橋君は申し訳ないですけどね。
作品と言うか展開的にどうしてもこう言うポジションになるしかなかったので…。
恐らくと言うか確実に別に悪い奴ではないし、良い人何だと思いますけどね。
どうしてもこう、6巻までの宇佐目線があるともやっとしてしまうキャラですよね。
作者もそう言うキャラクターに仕上げよう、と思って描いてるキャラだと思うので、
確実にそれが成功してる、つまり完璧に役目を果たしたキャラでしたけど。
後今回は律ちゃんの町娘(デコ出し)が可愛かったです。
デコ出し、って個人的にあんまり好きな髪型ではないんだよなーと思ってましたが、
おでこを隠す(恥ずかしいから)、って言うのは中々に可愛いポイントでしたね!
まあ、その辺は結局律ちゃんありきと言うのはあるかもしれませんが…。
だって! 麻弓さんがでこ出し恥らってても(草)ってなるだけですやん!
さやかならアリ…かもしれないけど、さやかの場合は完全に計算ずくですしね…。
まーそんな麻弓さんも普段はからかってても、ちゃんと最後は考えてると言うか。
そう言う所が見れたので(宇佐に説教してた所とかね)良かったかなと。
と言っても宇佐と律ちゃんが本当にどん底な時しかそう言う事言わない、
みたいな空気しか出してなかったので流石麻弓さん、って感じですけど。
ちなみに俺は割と椎名好きです。
作品的にはどうしても宇佐目線での律ちゃんが居るのであれですけど、
非常に女の子女の子してて、しかもそれが特に計算によるものではないと言うか。
凄くスマートに女の子の”可愛い”が描かれてるキャラクターかなと思ってます。
まあ、これで実はさやか並の計算だったとしたらオゲェーって感じですけど…。
ただそうは言ってもちゃんと宇佐が律ちゃんを…と言うのも判ってるみたいですし、
不憫な立ち位置ではあるんですがどうしても後参戦のキャラではありますしね。
立場が立場だけに応援する、と言うわけにはいかない部分もありますが、
これからも椎名の可愛い姿も描いてくれると嬉しいなーと思ってます。
あまりにそっち方面に行っちゃうと最後が辛い描写になりそうですけど…。
と言うわけで少しだけ進展、かつ仲直りした7巻でしたが。
やはりそう言う部分の懸念が消えた日常パートはとても面白かったですしね!
8巻でもそう言う部分のノリは崩さないまま頑張ってほしいですね!
7巻でどうなるのか心配でしたが、個人的には良い方向に進んだのかなと。
そんな感じだったので8巻も楽しみにしたいです。