ギルティクラウン 第10話。

phase 10 – 縮退:retraction

10話目、冒頭から集がいのりのヴォイドを取り出せないシーン。
まあ、9話でのヤヒロの弟…ジュンをヤヒロのヴォイドで殺した事。
それがある種のトラウマになって、いのりのヴォイドを出す事を拒否した。
って事なんだろうなぁ…直接人を殺す事はあれが始めてだったわけだし。
それがトラウマになって、ヴォイドを引き出せなくなっても仕方がない様な気はする。
ただ、よくよく考えたら既にヴォイド使って何人殺してるか判らんのだよな。
直接的ではなく、間接的にだけど…。

その後、OP終わって過去シーンのフラッシュバック。
いのりに似た女の子が「おねえちゃん」と言ってるのが興味深い。
それが本当の血縁と言う意味なのか、それともただお姉さんと言うだけなのか。
そこで大きく違ってくるんじゃないかなーと思うけど、今の所名言は無し。
ただ、雰囲気的に集ママと関係がいくらかはあるのは明白なんだよなー。
明白だけど、実際の所血縁なのかって言われると違う気はする。

と言う訳で集は戦いから逃げたみたいだけど。
実際の所これ、涯にしては作戦的に失敗こいてる気がするんだよなw
普段から次善策と言うか…そういったプランを立ててる男なのに。
この回の冒頭のミッションに関しては、集の力に頼りすぎてると言うか。
集が失敗したらそれだけで全てが失敗する、って作戦の時点でなー。
ここまで、もっと涯が集を信頼してる描写でもあればだいぶ違うんだろうけど。
ここぞって時に集が涯を助けに来る事はあったけどなぁ。
それが集を信頼してるからそうなったのか、それとも偶々なのか。
ただ集が涯のプランに踊らされてそうなっただけなのか名言がないからなー。

しっかしほんと集の行動がぐだぐだなんだよなぁ。
この辺は本当に、エヴァのシンジ君を見てるなぁと感じるわ。
力を手にした、自分でもやれると思った、でも壁があった。
だから本当は力なんて欲しくなかった…本心なのかどうかは別として。
構成的にはエヴァでやりつくした展開なんじゃないかと思うけど…。
せめて魅せ方を工夫して欲しい、と思うシーンが非常に多いのがなー。
色んな意味で要素的にはやっぱ面白くなる部分はあるのに。
勿体無いなぁ。

綾瀬が集に声をかけてくるシーンとかも。
もっとここまでに綾瀬との仲が描かれてれば思う所はあるんだけど…。
他の葬儀社のメンバーに比べて描写はあれど、そこまで仲が良いのか?
落ちこんだ集を叱咤して、涯の前で立たせようとするほど仲が良いのか?
って部分で見ると、なんかそうでもないよなーって思うんだよな。

しかしどうでも良いけど、意外とダリルの出番多いよなこれ。
敵側できちんと出てくるの、ほんと嘘界とダリルぐらいのもんじゃん。
しかもダリルにもなんていうかドラマがあるっぽいってのが良いよね。
…あんまり良い意味でのドラマではない感じだけどね、全体的に。
エレベーターのシーンも、ダリルにとっては憤慨するしかないわけだし。
かといってそれをそのまま父親に突きつけるわけにもいかないし。
そう考えるとダリルってなんか性格はああだけど可哀想な気はする。

後涯のいのりの会話のシーンで、やっといのりが自分の気持ちに気付く。
ってベタなシーンがあったけど…なんつーか間が悪いとしか言い様がないなぁ。
もっとその為の事前準備なシーンをいくつも入れておいて欲しかったよ…。
勿論こうなるだろうな(いのりのベクトル的にね)ってのは判ってたけど。
もっとこう、いのり側の葛藤、みたいなのもあっても良かった気がするなぁ。

と言う訳で葬儀社は集抜きでのミッションらしいけど。
それよりも嘘界側の動きの方が気になるというか、一枚上っぽいよなー。
ワクチンDってのが何かは判らんし、何をやろうとしてるのか判らんけど。
少なくとも、涯のミッションの上を行ってる感じがするよね、この辺は。
まー簡単に騙される涯も今更どうなんだろうって思うけど。

後集さんマジゴミクズ。
祭が自分の事を好きだって事知ってて利用しようとしてマジゴミクズ。
利用しようとしてるだけならともかく、ただの拠り所にしようとしてるわけで。
そりゃー祭にフルパワービンタ喰らってもおかしくねーわこれ。
ただ他のところで鬱憤や感情を捌けさせる事が出来ないから祭に。
って部分だけでゴミクズ認定しても問題ないぐらいゴミクズ。
なんでこんな奴に祭がホレてんのかちゃんと描いた方が良いわマジで。

ってか茎道のクーデターかこれ。
わざわざ捕まってたのも、そこで助けられるプランがあるから。
嘘界と結託しつつ、アンチボディズを手駒にしてクーデターって感じかな。
まあ、嘘界の方は嘘界の方で何か茎道と違う所に目的があるかもしれないけど。
今の所利害が一致してる(っぽい)から、茎道に従ってる感じなんだろうか。

最後の雰囲気的に、茎道が目指してるのはロストクリスマスの続き?
アンチボディズに投与させたのは、ヴォイド化(結晶化?)しないためのワクチン。
つまり自分と自分の手駒以外の面倒くさい人間を全部結晶化させよう。
って辺りなんだろうけど、それが最終目的ではなさそうな気はするね。
ロストクリスマスを再度引き起こして、その先にあるなにか。
集パパが研究してた事にも起因する何かを得ようとしてる感じ。

後少しだけど、涯も顔が結晶化してたね。
いのりの血? で止めてるのは、やっぱ結晶化する症状自体か…。
そうなるといのりの血がワクチンになるって事かなぁ。
つまり結局いのりが特別な存在、って事なんだろうけど。
その辺と、後いのりの歌が今後のキーワードになりそうだなー。
ま、なんにせよ茎道が何をやろうとしてるのかが判らんと判断できない。
ただ世界を滅ぼそう! みたいな感じじゃないことだけは確かだけど…。

カテゴリー: アニメ系 タグ: , , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.