マクロスFB7 銀河流歌 オレノウタヲキケ!

と言う訳で、公開から少し経ってからですが。
名古屋駅近くのミッドランドスクエア・シネマにマクロスFB7見に行って来ました。
公開してから少し日にち経ってた+平日に行ったので人は少なめと言う事で。
割とコア(マクロス好きっぽい)な人が客層に多かった様な気がします。
あくまで気がするだけ…少なくとも確実に同類ではあると思いますが。

で、まあ簡潔に書くと、正直1800円払ってまで見るべきなのか?
ってのは、マクロスファンでも結構微妙だったんじゃないかなって感じです。
マクロス7かつマクロスFのディープなファンでも厳しい…そんな雰囲気。
と言うかぶっちゃけ、これ形を変えた(昔の作品を使った)総集編っすよね?w
展開構成がまんまアニメの総集編のそれと大して変わんなかったと思うんですが。

とにかく展開はワンパターンで、オズマが謎の鳥からビデオ(骨董品)を貰う。
貰ったビデオにはマクロス7…2040年代だっけ? その時の大戦の様子。
熱気バサラが1人で、またサウンドフォースとしてプロトデビルンと戦う姿。
歌って言うものをひたすら信じる歌バカの姿がずっと納められてて、
それをマクロスFのクルー(オズマ以外も含めて)が少しずつ見ていく。
って感じで、要はマクロス7を総集編にして、それをF視点の時間軸で見る。
そういう映画って感じになってました。

ただ、基本的にマクロス7時代の映像はすべてアニメの使いまわし(だと思う)で、
もはやマクロスF時代の映像とは本当に差がありすぎて違和感が凄い。
まあ、マクロスF時代にくっそ古い映像(ビデオだし)を見てるんだなー。
って言う雰囲気は伝わってくる所があったと言えばあったと思うんですが。
別段、7の映像が描き直されたとかそう言う事がなかったのは残念ですね。
今更作り直しでもないのに描き直す事はないと思いますけど。

なのでストーリー…ってのはほとんどないですね。
結局鳥(後からその鳥がガビルと判るんですが)が何の意味があってビデオを渡したのか、
その渡したのがなんでオズマだったのか(なんでオズマを知ってんのか)、
そういうストーリーになりそうな部分ってのは投げっぱなしだったので…。
ただ、その鳥が運んできたビデオをマクロスFのクルー達が集まって見る。
と言う、ある種ファンディスクの極みみたいな構成でしかなかった感じですね。

ちなみにその場に居たのは最初に受け取ったオズマとボビー。
それからビデオって言う機器をオズマの家に接続しに来たルカにランカ。
後はミシェルとクラン、話を聞いて見にやって来たカナリア、最後にシェリル。
他にもモブ扱い的な感じで他のクルーも少し出てきてたシーンはありましたが。
とりあえずはそのメンツが、過去のビデオを見る(総集編に繋がる)感じ。

まあ、前々からオズマは随分と熱心なFBのファンだったのもあるし、
シェリルは射手座とかで「あたしの歌を聞けー!」とバサラをリスペクトしてるわけで…。
その二人に関して言えばマクロス7との繋がり(勝手なね)ってのはあると思いますが。
他は…まあ…正直にぎやかし要員としてそこに置かれた感ってのがハンパないです。
説明役のルカ君はともかく…ああ、クランに関してはプロトデビルンと関係あるんだっけ。
ゼントラーディはプロトデビルンとの戦いを経験してるから遺伝子的なレベルで…。
と、なんかそんな様な事を描いてるシーン自体はありましたが。
だからと言ってそれが話に繋がるわけでもなくw

と言う訳で、90分の大半はマクロス7の総集編でした。
その総集編の合間に、新規映像でマクロスFのメンツが動く場面があったりしますが…。
上でも言いましたが、基本的にはオズマ宅でダベってるのを想像してもらえれば…。
まあ、その辺ダベってるシーンにしても、セリフは新録だと思いますけどね、これ。
映像自体もそこは新規だし…その部分がある意味では今回のマクロスFB7の価値?
恐らく製作する部分が少ない為か、作画自体は良かったと思いますけどねw

そんなわけで、まあほんとストーリーに関して語るべき事はないのもないんですが。
何だろうなー、マクロス7はほんとバカなのか(褒め言葉ね)と思わせられる。
そんなストーリーダイジェストを延々見させられたなって感じでした。
いや、だって結構シリアスっぽいけどアホですよねマクロス7の話って。
バサラは歌で解決する! とかちょっと頭の弱い子みたいな事言ってるし、
ガビルはなんちゃら美なんちゃら美うるさいし、シビルはふぁあああああ! だし。
今良く考えると相当意味不明なキャラクターって雰囲気はありますよ、これ。

でもミレーヌは可愛いと思います。
正直マクロスFのランカやシェリルより、ミレーヌの方が可愛くて好きなんですよね。
シェリルはまあ、そもそも可愛いってイメージじゃないから別物だと思いますが。
でも良く考えるとミレーヌもアイドルアイドルしてるわけじゃなかった雰囲気はあるのか。
基本、マクロス7の場合アイドルって言うかロックシンガー扱いってのもあると思うし。
ランカとはまただいぶ違ったポジションだったってのもあるかもしれないですね。
桜井さんの声と、カジウラさんの歌はやっぱ好きです。

後、でもやっぱFire Bomberは良かったですよ。
まーこれ自体は別に映像が古かろうがなんだろうが変わるわけじゃないですけどね。
やっぱ良い曲多いし、そういう意味でオズマがほれ込むのは判るよねって感じ。
特に最後、シェリルはバサラをリスペクトしてるから色々理解してた雰囲気があったり、
ランカがバサラの歌を聴いて奮起(?)する、みたいなシーンは割と良かったかなと。
そんでその後、シェリルとランカによるマクロス7曲のライブってイメージのシーン?
が、オズマのアパートの屋上で開催されてましたが、ここは割と良かったと思いますよ。
まあ、FBの持ち歌を歌ってるんで、ある意味ではカラオケに近い雰囲気でしたがw

後そのシーンではミシェルやカナリアも参加してましたね。
劇場版サヨナラノツバサのあのシーンを彷彿とさせる感じでしたが…。
でもこれ、客(シェリルランカの突発ライブとしって集まった客)は誰か知ってんの?
みたいな雰囲気があった上に、ものそい周りに迷惑かけてそうなライブでした…。
でもシェリルやランカが歌うFB曲も中々良かったかなーと思いますよ。
と言うより、それだけがこの映画の新規点だったんじゃないかなと…。

あ、そうそう、アルトゥ君は影も形もありませんでしたw
シェリルやランカが一言ぐらい触れるかなと期待してはいたんですけど…。
ほとんどと言うかもう回想すらない上に、セリフすらなかったので…。
まあ、物理的にアルトが劇場版の最後飛んで行った後の設定だろうから、
ある意味では当たり前といえば当たり前の展開ではあると思うんですが…。
7の大戦のあとバサラが消えていったけど触れられたように、
アルトも少しぐらい触れられるのかと思ってたけどそんな事は無かったぜ!

と言う訳で、相当ファンじゃないと結構厳しいです。
最後のライブシーンに繋がるって意味では大事な展開だと思うし、
総集編すっ飛ばしてライブシーン見ても何の面白味もないと思いますけど。
90分の内、75分ぐらいは7の総集編だと思って見ないとダメですね、これ。
7見た人なら楽しめるのかなぁ…とは思いますが所詮は総集編なのでw
個人的には最後のライブシーンや、今後曲がランシェリで出たりするかも。
って言う部分に期待できるから、それは良かったんですけどねー。
ぶっちゃけ、それ以上でもそれ以下でもない部分はありました、はい。

カテゴリー: アニメ系 タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.