大図書館の羊飼い 小太刀凪。

八人目、小太刀凪。
元々このゲーム始めたの、凪のCVが桐谷華さんだから…。
って言う俺の不純な動機を皆に知られてしまうとかなんとかかんとか。
他のキャラ感想の時に散々桐谷さん好きって書いてる気がするけど。
それプラス、2周目からじゃないと凪エンドには入れないらしいので。
必然的に凪が最後になりました(TRUE END除く)。

と言う訳で凪。
とりあえずあれですね、他のキャラクターよりもシナリオ長め。
長め、と言うかここまであんまり触れられてこなかった部分と言うか。
羊飼いや、京太郎の過去も含めて展開されるので、必然的に長めになる。
一言で表すとそんな感じですかね…何より後半部分は割と新規展開が多め。
図書部、凪、京太郎と3つの方面がそれぞれ進んでいく感じでした。

と、言ってもそれぞれが独立してるわけではなく。
3つの方面全てが結局のところ絡んでて、その結果の凪エンドと言えば良いのかな。
京太郎に関しては凪や図書部に絡んで、凪に関しては京太郎に絡んで。
そういう感じで…どれか抜いたら進まないのかなーと言うそんな雰囲気。
まあ、特に前面に出てくるのはやっぱり凪の話になるわけですが。
凪の話が、そのまま京太郎に(ある程度)直結してると言うか…。
羊飼いの方面はどうしても凪と京太郎絡みになってる感じなので。
必然的に一緒にシナリオが進むみたいな展開でしたね。

とりあえずこのシナリオでは京太郎が羊飼いの試験を受ける事になります。
ただ、その試験を受けられた前提が、誰とも心から仲良くならなかった。
と言うもので、なんというかちょっと残念な気持ちになるシナリオでしたけどね!
確かにこのルート(凪ルートね)に入る為には誰とも懇意にしてないと言うか。
京太郎が誰にも興味を示さない(表面上はね)、それが条件だったので。
要するに壁を作ったまま、だけど他人には優しい…そういう条件ってのが悲しいですね。
つまる所図書部で活動していても、誰に対しても心を開かなかったと言う事なので…。
まあ、全部が全部そうではない、開きかけてる部分もある感じはしますけどね。
少なくとも嫌いな人間とあれだけ長く一緒に活動するなんてのは無理なわけだし。
ただ誰か一人を特別視する事なく、波風を立てない…そういう生き方を選んだ。
それが羊飼いに必要な条件だった…というだけの話です。

ただ、代わりに羊飼いの試験を凪と一緒に受ける。
そこから、徐々にですが凪を特別な存在だと感じるようになって。
徐々に京太郎が昔の事を思い出して…凪が実は元父親の結婚相手の連れ子だった。
実は部屋に閉じ込められてたと言う記憶は、自分がそうされてたわけではなかった。
幼い頃の凪がその仕打ちをされてた事をかすかに京太郎が覚えてただけ、と言う。
ま、少々ご都合主義的な部分があるのかもしれないな、とも思える展開でしたが。
そういった事を思い出しつつ、今の凪が無理に羊飼いになろうとしてると言う部分。
無理をしてたり、それで本当に幸せになれるのか疑問に思ったりして。
最終的に自分が羊飼いになる事も断って、凪にも普通の幸せを与える。
そういう感じで締めくくられてるストーリーでした。

羊飼いの部分は割と設定的には良かったのかな。
幾らなんでもそんな幼い頃と言っても、誰かが閉じ込められてた記憶とか。
そう言ったものをなんで京太郎が忘れてるんだよ、ってのはあるんですが。
その辺上手く、凪も羊飼いになろうとしてたから他人の記憶から消えやすい。
そういう設定になってて、ああなるほどなーって感じでしたね、このシナリオ。
特にそこが凪が羊飼いを目指した切っ掛けでもあるわけだし、
凪が羊飼いとしてやっていけない理由にもなってたので…。

特に凪が羊飼いとして今だ仮免止まりな理由。
その辺が京太郎の羊飼い試験とリンクしてて割と面白かったかな。
京太郎はあくまでも他人本意と言うか、主が相手側にあって。
助けてやろう、と言う感覚じゃなくて助かって欲しいと言う感覚で生きてる。
逆に凪はその幼い頃の仕打ちのせいで、どうしても主が自分にあると言うか。
確かに羊飼いとして他の人を正しく導く、そういう意識はあるんだけども。
その導くのが、導いてやる、と言う風になってるから仮免止まりという理屈。
それが判らないからこそ凪が羊飼いになれない、そういう部分。
なりたいのになれない凪、ただ他人に優しくを守ってきて羊飼いに推された京太郎。
この違いと言うか、その辺が京太郎と凪の生い立ちの違いでもあるのかなぁ、と。

ま、と言っても結局羊飼いになれなかった凪は京太郎と幸せになるんですけど!
と言うより、羊飼いになるよりもよっぽどそういう幸せにめぐり合って欲しい。
凪を見てるとどうしてもそう思ってしまうと言うか…元が良い奴だけにね。
だとしたら羊飼いとして心の底から願えない他人の幸せを導き続けるより。
京太郎と有限でも幸せな一生を過ごせるのなら、そっちの方が。
そんな感じの話で、中々綺麗にまとまってて良かったなーと思いましたよ。

後図書部の方も色々と先があって。
なんやかやあった結果、つぐみが生徒会長に立候補して多岐川と争ったり。
図書部が多岐川の策略で幽霊部員達に乗っ取られたりとか…。
凪と京太郎自身にも当然関係あるんですが、そういう所も展開されてましたね。
特に多岐川がなんで嫌われてるのか(人気的な意味でね)が判ると言うか…。
なんだろう、高峰を退学させようとしたり(勿論理由はあるんだけど)、
裏で姑息な手段を使って図書部をどうにかしようとしたり…等々。
あまり好ましくない手口や策を弄したと言うのが大きいですね、これ。

まー…裏で羊飼いが関わってたりしてて多岐川も全てが自身の本意ではなかった。
と言う部分もあるような気がしないでもない部分はあるんですけども。
とは言え、やはり最終的にそういう決断をしたのは多岐川本人なわけで。
だとすれば嫌われても、さもありなんと言う感じなのは仕方ないと言うか。
ま、若干茶番臭い部分ってのもあるようなそんな展開ではありましたけど…。

そんなわけで凪シナリオ終わったわけですが。
まーとりあえず、凪おっぱい大きいです、はい。
大図書館キャラの中では一番おっぱい大きいよねこれ!
服の上からでもわかるボリューム…美乳派な俺ですが、このでかさは…!
的な感じで、ま、ちょっとでかすぎる気もしないでもなかったんですが。
そういう部分も含めて凪自体可愛いキャラだったかなーと思いますよ!
若干面倒くさそうな部分(生い立ちのせいが大きいんですが)もありますが。
基本的にセリフ含めてテンポ良く回っていくキャラなのでそれもよかったです。

後やっぱ声可愛い。
このゲームだけで言うなら佳奈すけとちょっとベクトル似てるかな?
なんかこうやっぱ桐谷さんはテンポ良く喋るキャラが合うと言うか…。
凪に関しては桐谷さんありきってのもあったのかなーと思いますよ!
まあ、個人的に好きな声だからそう思うだけかもしれませんがー。
やはり声は大事だと言う事です…。

と言う事で、一通りこれでキャラルート終わったっぽいので。
後はそれぞれのTRUE ENDっぽい部分(と言ってもつぐみ、玉藻、千莉、佳奈だけ)。
その辺をクリアしてコンプなんですが、TRUEっぽいのはどのぐらいやるんだろうか。
確かにどのシナリオも、一番大事な部分を描き切れてなかったと思うんですよね。
凪シナリオに関してはこれがTRUEみたいなもんなのでこれで十分だと思いますが。
他の4人に関しては、それぞれの山になる部分がもうちょっと高く出来たと言うか。
良さそうになりそうな、そんな部分が見て取れた気がするんですが…。
その辺をTRUEでやるのかどうか、って言うのが今の所気になる部分ですね。
ま、とりあえずやってみないと判らないと言えば判らないので。
もう少しで全クリアなのでぼちぼちやろうと思います、はい。

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