月に寄りそう乙女の作法 その1。

色々と途中で止まってるゲームがあるのは判ってるんですが。
今回それらを差し置いて、Navelの月に寄りそう乙女の作法はじめました。
略称つり乙…どこから文字取ってるのそれ! って感じでしたが。
つり乙語呂良いですよね…つり乙www のこの語呂の良さ。
ちなみにNavel…と言うか元々ここに関わる人の作品が好きなことが多いので、
世界観(と今回は主人公の女装)にハマってしまえばすぐ終わりそうです。

まあ、言うまでもない事ですが元々西又御大の絵好きですしね。
ハンコ絵と言われまくってますが、俺はBasiL時代からやってるぐらいですし。
昨今の良くありがちな絵柄よりも、個人的には西又御大の方が随分と好きです。
んー、具体的に何が違うのかと言われると答えに詰まる部分はあるんですが。
最近のエロゲのキャラクターってどんどん抽象化されてる絵柄が多いんですよね。
言葉で説明するの難しいのと、具体的にこれって出すとあれなので止めますが。
なんだろう、本当の意味で”二次絵”だなぁ、と言う感覚が強いと言うか。
いやそれは西又さんだろうが深崎さんだろうが一緒だろってのはそうなんですが…。
俺の中ではちょっと違うと言うか、まあ判り難い問題ですみません。

後王雀孫テイストのテキストが好きと言うのもありますね。
読んでて勢いがあるとやっぱり面白いし、先に進めたくなるんですよ。
この辺はどんなゲームでも同じですが、読ませる為には勢いも大事と言うか。
掴む為にはそう言う勢いで乗り越える部分って言うのも大事だと思ってます。
昨今平坦なテキストが多いので、そう言う意味では勢いで読ませられる。
と言うだけでも素晴らしいと言えると個人的には思ってます。
もちろん、それだけで良いというわけではありませんが。

と言う訳でですね、とりあえずスタートしましたが。
のっけから話重いのにテキストに勢いがあって面白いです。
ファックファック入れてる所なんかは何時も通りだな、みたいな。
いや…まあ下品と言うか褒められたテキストかどうかは判りませんけど…。
重い話してるのにファックとかさりげなく入れたりしてても雰囲気を崩さない。
そう言う所がライターの腕なんじゃないの!? と言う感じだと思います。

で、事前に女装モノと聞いてちょこっと警戒してはいましたが。
単純にそう居た性癖の主人公と言うわけではないと言うのが判って安心しました。
いや…まあなんというか特にそれに関してうだうだ言うつもりはないんですが、
最近性転換ものと言うか…いわゆる男の娘みたいなのも多いですしね。
個人的にはあんまりそう言うシチュエーションは好きではないので、
主人公以外で、女の子(ヒロイン)枠なのに男、って言うのはちょっと…。
って感じだったので、主人公が目的の為に”仕方なく”女装している。
と言う設定がしっかりとつけられてたのは安心しました。

ま、まあでも少し進めていくと誰よりも可愛いのは主人公なんじゃねーかこれ。
と言う雰囲気があるので…その辺はお約束と言うか仕方がないと言うか…。
良く言うじゃないですか、男の方が男の理想とする女性像を知ってるって!
要するにそう言う事なのかなと思いましたが…遊星の場合これ素ですよね。
単純に可愛いだけだー! みたいなそんな勢いでした。

後世界観としては最初中世~ぐらいの雰囲気が一瞬ありましたが。
特にそう言うわけではなく、旧家や爵家みたいな世界の話という感じでした。
時代背景としては特に古いものではなく、現代近代だと普通に思ってれば。
最初のシーンだけ見ると若干中世過ぎぐらいに見えちゃいますよね!
厳しいしつけとか、妾の子であるとか…今でも家によってはあるのかもしれないですが。
要するにそう言う、今でもあるのかもしれない旧家や爵家がモチーフと言う事です。

それと世界観として大きい事ですが、デザイン(服飾)が中心みたいですね。
そもそも主人公が女装する切っ掛け自体が、感銘(?)を受けた人がデザイナーで、
その人と同じ道に入りたかったけど、厳しい兄にそれだけの才能がないと切り捨てられ、
どうするんだよ俺は! みたいになってた時にその人が服飾の学校を立ち上げた。
そんな話を聞いたのでそこに入りたい! でもそこ女の子しかダメじゃん!
しかも理事長に自分を切り捨てた兄が就任してるじゃないのやだー。
…じゃあ名前変えて女の格好で入れば良くね? と言う妹の進言によるものからなので。
本人が進んで女装しているわけではないのでこの辺は中々良い感じだったと思います。
まあ、本人が進んで女装する作品を好きな人も居るとは思いますけどね。

しかもご丁寧に、生徒として入ると厳しいチェックが入るかもしれない。
と言う事で、生徒ではなく、セレブ生徒のお付(メイド)として入学すると言う。
中々やりおる策士な妹が居て遊星は万々歳じゃないかこれ! って言う設定でした。
妹は妹で割とそれを楽しんだりしてるみたいでしたが。

とりあえずメインになるキャラは大体出終わった所まで進めました。
ヒロインは、妹の策で遊星が仕える事になった旧家のお嬢様の桜小路ルナ。
そのルナがライバルとして認めた(けどからかう対象)のユルシュール。
旧家繋がりで和のデザインの分野で一歩抜けてる瑞穂。
それと大蔵家(遊星の実家)と関わりがある湊の4人ですね。

後はサブヒロイン…と言うかそう言う立場の妹のりそな。
それぞれのお付のメイド達(北斗、サーシャ、七愛)。
遊星を切り捨てた兄の依遠、遊星に感銘を与えたスタンレー。
遊星の屋敷での上司兼学校での担任であるメイド長の八千代。
今の所どのキャラもしっかりとキャラが立ってて良い感じでした。
やっぱりキャラが立ってると、キャラが勝手に会話してる感があると言うか、
無理に喋らせてるのではなく会話してるからストーリーが進むというか。
そういった感じがあるので、読んでて一つ一つが面白いのはありますね。

今の所一番好きなのは当然ですがりそなでした。
まあ…今作だとブラコン妹ポジなので特にメインではないんですが…。
幼い頃の遊星とのやりとりと、その落差の今の姿が最初に描かれてるキャラだし。
単純に遊星に対しての接し方が好きと言うのが大きいかなーとは思います。
続編の方でヒロイン昇格らしいのでその辺は期待しても良さそうですね。

ルナとユルシュールはまあ見た目通りでした。
ルナが割とお茶目と言うか、からかって良い所はからかって遊ぶ。
そう言う性格だったので、見てて若干とっつきやすいのも良かったですね。
ただただ気位が高くて気難しい、そう言うキャラでなかったのが良かったです。
ユルシュールはまあ…とりあえずバカポジって事で許された可能性。

後は瑞穂と湊ですが、瑞穂の方はまだ良く判りませんね。
朝日としての遊星を気に入ってる事と、自身が男嫌いと言う設定がありますが。
その辺をストーリーではいかに描いていくかと言う所なのかなと思います。
湊に関しては遊星の幼馴染と言う事で…今は朝日なので黙ってる感じではありますが、
既に湊の心の内を朝日として聞いちゃってるのでその辺がどうなるのか、かなと。

そんなわけで今の所テキスト普通に面白いので良い感じですね。
主人公が一番可愛いんじゃないのってのはあれでしたが…。
とは言えヒロインが可愛くないと言うわけではないですしね。
りそなはともかく、メインヒロインの4人はしっかり方向性が判りやすいし。
それぞれに良い所があるので、メインヒロインとしては十分だと思いますしね。
まあ、後は最初に誰からクリアしていくかと言う所になるんですが…。
その辺は今後の選択肢で決めて行こうかなと思います…。
誰からクリアスタートしても最後までやると思いますけどね。

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