Angel Beats! -1st beat- 松下護騨。

二人目、松下五段こと松下護騨ルートクリア。
って言うか名前がそのまま柔道の五段にかかってる所が判りやすかった…。
本当は取れない(年齢的にね)けど、敬称として五段があだ名になる。
みたいな所に五段のキャラクターが現れてるようなそんな雰囲気。

と言うわけで五段クリアしました。
このディスクでクリア出来るのは岩沢、五段、ユイの3人なので、
エピソード的にはこれで半分を超えた所になるって事ですかね?
残りのユイルートに関しては恐らくアニメとさほど差はないと思うので、
新規になってる部分としては前回の岩沢の後半、それと今回の五段。
と言うことなのかなーと思いながらクリアしたというわけです。

で、とりあえず基本的なストーリーの部分は岩沢ルートよりも少し先まで伸びてました。
前回よりもかなでと親しくなって行く所までしっかり描かれてて、
アニメでも終盤に見た展開までしっかりと進んでた感じですね。
そこから五段ルートに分岐、アニメではさっくりとしてた部分。
それがしっかりと、細かく描かれてたと言う感じかなと思います。
とにもかくにも五段と仲良くなって五段の生前の話を聞く。
そして五段のこの世界での執着を解決する…と言う感じでしたが。
この辺はこれからのキャラクターも共通の展開ですかね?
基本的にそれがまず音無の目的になってるのは確かですしね。

五段の執着に関してはなるほど、と言う感じでした。
要約すると、生前急に盲目になった自分を支えてくれた人の顔を思い出す事が出来ない。
盲目になる前から従妹として親交があったはずなのに、その人の顔を思い出せない。
もしも思い出せないまま人間ではないものに転生してしまうかもしれない、その事が怖い。
だけど思い出そうにも、死んだ世界では見えなくなってた目もなぜか見えるようになってて、
見えるが故にその視覚からの新しい情報が徐々に過去の記憶を消し去っていってしまう。
だから何年も何十年も、思い出せないまま死んだ世界に留まっている。

で、音無はそれを聞いてその思い出の人を思い出せるようにしよう。
と言う所がポイントなんですが、視覚的なアプローチでは全く思い出す事が出来ず。
五段が最後にその人と話をした、ひまわり畑をきっかけにしようとしますが失敗。
これはどうしたものかと思っていた矢先、目を閉じて香りを吸い込んだ五段がふと気付く。
そのあたりの件はやや強引だったのかもしれないんですが、視覚ではなく嗅覚。
ひまわり畑で嗅いだ事のある匂い、思い出の人と一緒に匂いで感じた情景。
それがふっと再現された事がきっかけとなって一部だけでも思い出せた。
と言うのは、視覚による記憶よりも嗅覚による記憶の方がより鮮明である。
と言う所に基づいた事なのかもしれないですね。
なんかその様な事をどこかで聞いた事がある気がしますが。

結局の所、五段は自分の中の感謝の気持ちを幻とは言え伝えることが出来て。
それで満足し消えてしまうわけですが、これもまたそれで良かったのかは判りませんでした。
このルートの音無にとっては、また一人の友人を見送る事になるわけですしね。
岩沢ルートの音無よりは、よっぽど柔らかい気持ちで送る事が出来た。
それは確かですが…とは言え、残された側の気持ちと言うものを考えると、
どうしてもそれが最善なのかどうなのか、と言う所は良く判らなくなりますよね。

後、五段関係で良く判らなかったのは五段がこの世界に来た理由と言うか。
有り体に言えば五段がどうしてその若さで死んだのかは謎のままでした。
まあ、その若さで何らかの理由で命を落とす、と言う時点で条件は合致してる。
とも取れるので、特別そこが五段ルートの場合はキーにはならないだけかもですが。
ぶっちゃけそりゃあ高校生の若さで死んでしまったと考えると、
青春なんか送れてたかといわれると怪しいのは間違いないですもんね…。

まあでも岩沢ルートのあとに五段ルートをやったので、
何ていうか少しだけ救われた気がする結末なのは良かったかもしれないなーと。
音無側にせよ、それは判っててやろうとしてる、と言う所があるわけですしね。
かなでと協力して、戦線のみんなを一人ずつ送り出してやろう。
それこそがこの作品で描かれるべき一つのテーマ、卒業ですもんね…。
アニメではカットされてしまっていた五段他そう言ったキャラのストーリー。
それを追いかけて行く事が出来るのがこのゲームの見所言う事ですしね。

と言うわけで五段ルート終了。
五段ルートなのに何よりもかなでが可愛いのはこの際どうしたら良いのかと。
五段ルートの話は良かったと思いますが、やはりそちら方面が気になる感じでした。
今回のディスクでは正直、そこまで語られることはなさそうな感じなので、
2nd以降に期待しても良いのかなぁ…と思いながら、次は最後ユイをクリアします。
と言うかやっぱり世界の謎は中々解き明かされないですね!

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