コードギアス 亡国のアキト 第四章 憎しみの記憶から。

公開からは随分経ちましたが、やっと見に行って来ました。
今回はいつもと違う映画館に…いつもは伏見のミリオン座に見に行くんですが、
既に公開から日にちが経ってて、やってはいるけど時間が遅過ぎるのしかない…。
となると、他県から行く自分達は帰りが間に合わないと言う雰囲気だったので。
朝方からやってる所を探して、今回はそこ(南大高のイオン)に行って来ました。
距離的にはまあ、そんなに差があるほどではなかった気がしますけどね。

と言うわけで四章。
本来はこの四章で終わりだった、と言うのが明言されてましたが。
とりあえず最後まで見た限り、これ元々四章の尺で終わる気とかなかったのでは…?
と言うぐらいに、まだ四章でも謎を明かす雰囲気もなかった感じはしました。
なので五章が追加された、と言うのは良かったんじゃないのかなぁ、と。
元々これを四章までに詰め込む気だった、と言うのであれば尚更ですね。

全体的には前半にナイトメアの戦闘シーン。
後半は政治的なシーン、と言う風に分かれていた感じでしたが、
そのせいか少し展開的に派手な部分が後半になかったのがダレてた感じは。
言い方は悪いですが地味なシーンが多く、そう言う意味で退屈な部分が後半に。
もちろん、内容としての意味では凄く重要な所ではあるんですけどね。
こう、ナイトメア同士のぶつかり合い、みたいなのは後半にはなかったので、
盛り上がりと言う意味ではこの四章自体が五章への踏み台だったのかなと思います。

ただ、前半のナイトメア戦。
ワイバーン隊vsアシュレイですが、あそこはかなり出来が良かったです。
結構ごちゃごちゃした背景の中、ぐるぐるカメラが回るのに状況が把握できる。
アキトや他のメンバーとアシュレイの立ち位置が把握できるって言うのが凄い。
あれだけぐるぐるカメラを回転すると、場合によっては酔うし今何やってんの?
みたいになる事もあるんですが、それがなかったのは上手いなーと。
多分カメラのアングルに加えて、引きや寄せを上手く使ってたんですかね。

ストーリーに関しては随分混迷を極めてきたなぁ、と言うか。
三者三様の考えがぶつかってるので、面白くもあり把握が難しくもあると言うか。
良くも悪くも、レイラ含めてあの部隊は駒にされてるなぁ、と言う感じでしたね。
と言うかスマイラスが裏で色々やってると言うのは判ってましたが、
完全にレイラに対する情やらがなかったのは少し残念な感じでした…。
まあ、元々自分の娘と言うわけではないので仕方ないのかなぁ、と割り切りますが、
なんだかんだで少しぐらい情みたいなのはあっても良かったのかな…的な。

勿論情はあるのかもしれませんけどね。
それ以上に、例の時空の管理者からの言いつけ、加えて自分の野心を優先した。
と言うだけかもしれないので、愛情がないと決め付けるのは難しい…のかなぁ。
と言っても完全にレイラを駒に、ユーロ圏を掌握しようとしたのは事実で、
そこに愛情を見出すのも難しいと言うか…スマイラス関係はそんな感じでした。

それからアキト兄のヒュウガ。
この人は何だろう、全体的に狂ってる、と形容するのが一番なのかなーと。
ユーロ・ブリタニアを掌握して何をしたいのか、が今まで判りませんでしたが、
まずユーロ圏で戦争、それからレイラの考案した長距離輸送システムでペンドラゴンを叩く…。
と言う事を停戦に応じようとしたレイラに言ってましたが、その理由がとんでもない。
とにかく血を流せれば何でも言い、つまり誰が敵でも誰が味方でも良い。
とにかく相手を殺して殺して殺して…それが出来れば何でも良かった。
そう言う思考の持ち主だと言う事が判明したので、それこそ狂ってるとしか。
その根底には生い立ちみたいなものが絡んでるのかもなぁ、とは思いますが…。
どうしてそこまで歪んでしまったのか、と言う所が最後見所になりそうですね。

レイラ(に加えてワイバーン隊とか)は奇襲によって降伏に応じようとするものの、
レイラがアキトを信じる、とヒュウガに宣言したせいでヒュウガがブチ切れ。
降伏なんか受け入れない、潰してやると言うこれまた気の狂い様を見せてましたね…。
後前半、ヒュウガに捨て駒(かな)にされたアシュレイがレイラ側に。
アキトとの戦いを通じて、色々諦めたと言うのがまずあるのかなと思いますが、
それ以上に仲間を失ってしまったその原因を考えるとやはりヒュウガにあって。
その上自身も捨て駒にされたとあってはそりゃ敵対する方に回るよなぁ。
と言う感じはありましたが、いきなりなんかすげー良いやつになってました。
でもこれはこれで良いのかなぁ…アシュレイってなんだかんだ仲間想いですしね。
ロシアンルーレットみたいな戯れをしちゃうような感情の振れも持ってたと思いますが。

と言うわけで、後半はそう言った情勢の話なんかも多かったです。
なので地味なんですが、それらは重要な事だし、面白くないと言うわけではなく。
派手さはないものの、今後五章と言う最後の盛り上げには必要なシーンでしたね。
ただ…まあこれどこに着地するのか今一良く判らないのはあるんですよね…。
どうしたって2期のあそこに繋がると考えると、と言う意味でですけど。

ちなみにルルーシュとスザクは閉じ込められてるシーンだけでしたw
ランスロット含めて拘束されてるシーンが写ってましたが、
流石に最後の五章では暴れてくれる(ルル共々)事を期待したいなぁ…と。
と言うかそうでなきゃ何の為にスザク出したのか全く判んないですしね。
ルルーシュもですが…気狂い演出のためだけに出されてもって言う。

後レイラがヒュウガのギアスを弾いてましたが…あれはギアスキャンセルなのかな?
かける側のギアスは赤色で、2期のジェレミアのキャンセラーは青色だったんですが、
レイラがヒュウガから命令された時に発動していたのは青色の方なんですよね。
まあ、そのあたりも含めて五章で全てすっぱり解決する事を願いたい所です。
ギアス云々の裏設定に関してはもう披露する気があんまりないかもしれませんが…。

と言うわけで面白かったです。
面白かったですが、全体的に五章への繋ぎと言うイメージが強かったのも確かでしたね。
なので盛り上がり、と言う面も含めてどうしても五章に期待がかかってしまいますね。
次が2月6日、ってのが決まってるだけありがたいことかな、と思いますけど!
これでまた情報なしで2年、とかだと流石にダレるよなーって意味でですけどねw

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