うたわれるもの 偽りの仮面 その4。

うたわれるもの 偽りの仮面

ステージ14までクリア。
割と物語が既に佳境に入って来てる感はあるのかな…。
そう考えると4回目の感想でそこまで行っちゃってるとなると、
やっぱり全体的にストーリー量は少なめなのかもしれません。

と言うわけで前回はミカドがハクの兄(本当の意味での)だった!
と言う物語(特にハクにとって)の中でも重要な展開の所でしたが。
とりあえずしばらくハクはその事については置いておく感じでした。
一応記憶は全て戻ったみたいなので何ていうか傍から見てると色々疑問あるだろ?
って感じなんですが、その辺特に触れずに日常パートに戻ってしまうのがちょっと…。
まーとは言っても眠っていた時間、兄が過ごしてきた時間、その温度差と言うか。
そう言うのが壁になっててどうもついて行ってないと言うのはあるのかもしれませんが。

普通に考えてどうなってんねん! が先に来そうなもんですけどねー。
まあ、それを兄貴に詰め寄った所で既にどうする事も出来ないでしょうし、
そもそも自分が覚えてる兄の像と掛け離れた老人が目の前に居るわけで…。
そんな人に詰め寄っても、と言う思いもあると思いますけど。

まー特に兄貴なんかハクと言う本当の人間、身内と出会った事で、
数百年生きて来て感じた虚ろみたいなものから解き放たれようとしてますしね…。
その重みと言うか、ハク自身そんなものを受け渡されてもと言うか。
受け渡された所で目覚めてそれほど時間の経ってない自分が何をするんだよ。
みたいな所があるので色々どうしたら良いのか良く判らないのはありそうですが。

その上その後兄がすぐにトゥスクルと言うクオンの故郷を攻めると言い出すしで。
この辺兄が何を考えているのか、その先に何を見てるのかが良く判らないので、
プレイしてる分には急だなぁ…と言う印象が拭えない感じはしましたけどね。
特にアルルゥとカミュと言う親善大使が送られてきた直後の話なので。
まあ、その親善大使との対話の結果、それとハクを見つけたことによる安堵。
加えて自分の死期、限界と言う諸々が混ざった結果なのは明らかだと思いますが。
この辺、何ていうか色々急変はするんですが兄側として考えると判らなくもないと言うか、
弟であるハクと言う存在の為にも出来る限りの事をやる…みたいな最後の使命と言うか。
なんかそう言うものがある、みたいな部分を受け取ることは出来るんですよね。
ただ、それが結果的にハクが恩人としてみている人の故郷を攻める事になる。
その辺が同時に問題になるのが色々と考える分水嶺になって来てましたが。

なのでそこからはヤマトは出兵、トゥスクルを攻める。
と言う展開ですが、まあここも色々とヤマト側のいざこざみたいなのもあるようで。
加えてトゥスクルが小国でありながら戦争に対しての備えをしっかりとしている。
そう言う国と国との戦争が描かれる側面で、前作のキャラクターが描かれるわけですね。
個人的にはまだ今回の作品のキャラよりも、前作のキャラに思い入れがあると言うか。
なので今作のキャラクターと前作のキャラクターがぶつかるのは些か…。
と言うのはありますが、まあこの辺仕方ない部分もあるんですかね。

まーでもクロウ一人に今作のキャラクター全員でかかって遊ばれてる。
って言うのはちょっと差があるのを描きすぎてる感じはありましたが。
いやー、クロウが強いこれは別にいいんですよ、クロウ自体好きだからね。
でもヤクトワルトやアトゥイと言った今回の強キャラが相対的に弱く見えると言うか。
ヤクトワルトなんか出てきた時こいつはやべぇ、みたいなレベルのキャラだったのに、
そんなヤクトワルトとアトゥイ、ノスリ更にはルルティエ(ココポかな)が同時にかかって、
遊びと同じ感覚であしらえるって言うのはちょっと差があり過ぎてどうなのかなーと。
前作のキャラが強い! 壁になる! と言うのは燃えシチュでもあるんですけどね。
ただそれを使う場所とか、シチュエーションとか…そう言うのが重要なんですよね。
しかもクロウの上にトウカやカルラ、ベナウィが居ると言うのが、
前作をやってる側からすると判ってるわけですからね…。

ただまあこの辺はどちらかと言えばクオンの決意と言うか。
そう言うものを描く為のものだったのでさもありなんと言う面も。
他の前作のキャラクターもそうですが、皆クオンを子供扱いしてて…。
まあ、子供がそれに反発すると言うのは極々自然の流れですしね。
そこから一人で立ちたい、と言う思いが出て来るのは当たり前の事ですし、
だとすればその壁になるのは育てて来てくれた全員と言う事になるわけで。
ま、クロウもそれを判ってるからこそあんな言い方をしてるのはあると思いますが。
そう言う汚れ役を任されるには良いキャラクターポジションでもありますしね。

あ、ちなみにこのまま前作のキャラとの戦いになるのかと思いましたが、
その後急変してミカドが急逝した…と言う展開でヤマトに戻る事になってました。
いや、兄貴からまだ兄貴が何をやろうとしてたのか全く聞いてないじゃん! 的な。
そんな状態で兄貴から使命だけ受け渡されてもどうすんねんって感じですよね…。
まあ、トゥスクルにある遺跡(過去のシェルター)やらなんやらを使って、
現状を打破しよう、みたいな思惑があった事だけは判らなくもないんですが。

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