英雄伝説 碧の軌跡 クリア感想。

とりあえずクリア感想。
ちなみにクリア時間は(放置あわせて)90時間ぐらいだったかな…。
最後の方正確に見たわけではないけど、そのぐらいだったと思う。
Uマテリアル稼ぎとかしてたから時間掛かっただけかもしれない。

まあ、個人的には面白かったと思いますよ、全体的に。
色んな部分のクオリティも十分だったし、シナリオも悪くなかった。
ただ…何ていうんだろう、結構中途半端な部分を感じると言うか。
面白いけど中途半端、ってのが一番合ってるフレーズかもしれない。
なんだろう…色んな部分が中途半端な感じというか。
文章にするのは難しいけどなんとなくそんな感じだった。

ストーリーは確かにこれで一旦の結末ってのは判るけどね。
判るけど、エンディングでその後クロスベルは2年の間…とか流したせいで、
何ていうかああ、大きな流れの方は終わってないよなぁ…そりゃあ…。
と、感じる部分があったってのは否めない事実じゃないかと思う。
確かにロイド達特務課と、今回の核であるキーアとの物語…。
ってのは終ったんだろうけど、逆にそれ以外は解決してないんだよなぁ。
特にクロスベルが晒されてる立場、とかそういう政治的な部分含めて。
まあ、だからこそその後2年に及ぶ帝国の支配下…。
ってフレーズが出てきたんだけど。
なんかその辺描かないのにその部分ちらつかされても。
って言う感じが非常に強かったと言わざるを得ない。

それから結局蛇が何をしたかったのか、とか。
いやそりゃ幻焔計画をスタートさせた、ってのは判るんだけどね。
結局その幻焔計画がなんなのかの片鱗すら判らなかったし。
全く情報出さないのに、蛇関係がごちゃごちゃ動いてた…。
みたいなストーリーにする必要性ってあったのか、って思うよね。
今回とか本当の意味で蛇とか関係なかったわけだしね…。
裏で動いてる、ぐらいの扱いで良かったんじゃないかって気がする。

と言うかアリアンロードとか何の為に出てきたの。
一個前の記事で書いたけど、見届け人とかって意味は判るけどさ。
そもそもこのマリアベルの計画自体、蛇にとってどうでも良い。
って感じなんだからわざわざ二人も柱が出張るほどなんだろうか。
と言うか出張るのは良いとして、わざわざロイド達と事を構える。
って言う必要性が俺には全く感じられなかったんだよなぁ…。
ノバルティス博士はただの知的好奇心だから判るんだけどね。
後カンパネルラはただ面白がってるだけ、でなんとでもなるけど。
でもアリアンロードが出てきた理由が俺にはさっぱり判らなかった。

まあ、キャラクターの顔見せってのが大きいんだろうけど。
それならそれでも良いけど、やっぱ中途半端だよね!
まあ、多分その中途半端って感じるのは次回作があります。
ってのが暗にエンディング含めて色んな所で語られてたから…。
だと思うんだけどね…実際これ次回作完全に見据えてるでしょ?
そういう意味でやっぱ中途半端なんだよなぁ、この作品の立ち位置が。
確かに面白かった、でもロイド達とキーア以外の部分が何も解決してない。
しかもどちらかと言えばそっちの方が重要っぽい、ってのが問題なんだろうね。

後エリィがアリアンロードと対峙した時何か気付いてたけど。
その辺も結局全く語られる事なく、エンディングを迎えてしまったし…。
なのにエンディングでは、クロスベルはその後2年間…みたいな雰囲気だし。
そういう所に違和感を感じるんじゃないかなーと、一通りやってて思った。

と言うかあれだよね、なんか大きな流れの序章に過ぎないよね。
マリアベルの蛇の使徒入り、シャーリーも蛇側についたっぽいし。
今後絡んでくる気満々じゃん! って言うエンディングのワンシーン。
勿論マリアベルもシャーリーも中々キャラ的には立ってたし、
今回の作品だけで終って欲しいとは全く思わないんだけど。
思わないから次回を期待したいんだけど、だからこそ中途半端というか。
どうせ次回作を見据えてるなら、もうドカっと次回作こうご期待!
みたいな終らせ方でよかった気がするんだよなぁ…。

他にも良く言われてるギャルゲーっぽい部分。
これもまた非常に中途半端というか…ED後に少しぐらい余韻あっても良くない?
ギャルゲーらしい部分ってのを俺は否定するつもりは無いし、
ティオがあざとすぎるけど、可愛かったからその辺は良いんだけど。
なんかエンディング前まで結構色々話があったっぽいのに、
その辺描かないで、クロスベルはこれから2年ry とか言われても…。
ぶっちゃけそんな部分見せられるぐらいなら、
仲良くなったキャラ(今回はティオだけど)とのその後。
とか描いてくれた方が俺は嬉しかったんだけど…って言う。
そういう部分もやっぱなんか中途半端なんじゃないかなぁ、と。
ギャルゲー意識してんのはわかるんだから、しっかりしろよ! と。

とまあ、そういう部分で気になる所は結構多いんだけど。
今回の顛末だけで考えたら十分俺は面白かったかなーと。
色々どうなんだろう、ってのもあるけどその辺は許容範囲。
やたらとバグが多かった部分にはかなり不満が残るっちゃ残るけど。
まあ…もう発売してしまったものはどうしようもないよなーって感じ。
結構致命的なバグが多かった気がするのはマイナスだと思う。
特に終章のエレベーターは酷かったし。
他にもイベントでキャラクター消失するのも…。
シリアスなシーンが台無しだよね、って感じだった。

それ以外の戦闘システムとかは好きだから文句無し。
まだ色々と改良されていくんだろうと思うけど、ごてごてしない方が良いかな。
このぐらいの方が雑魚戦さくさくっと処理できて良いと思うよ。
下手に移動して方向選んで攻撃して、とか段階踏ませると、
雑魚戦で長引いて時間かかってうざーってなるかもしれない。
なんでまあ、クォーツやら戦闘システムはそんなに文句ないかな。
むしろ色々クォーツ考えたりするのが面白いから好き。
この辺は次回作でもこのままであんまり気にならないかな。

ま、とにかく次回作ありきってのが暗示されまくってるのがね。
勿論次回作はあって欲しいし、そういう部分では頑張って欲しいけど。
あまりにもその比重が大きすぎたんじゃないか…って思うよね。
ぶっちゃけ蛇の勢力って今回で前より大きくなってるぐらいじゃん。
マリアベルとクロイス家の技術や知識もそのまま吸収してるし、
赤の星座…シグムントは一緒に写ってなかった気がするけど、
シャーリーやその部下も(一緒だろ流石に)加わってるわけじゃん?
なんか普通に前よりも勢力どんどん大きくなってるよね、これ。
カンパネルラとかも全く懲りてる様子はないわけだし。

後はレンとかのエピソードのその後も気になる。
パテル=マテルが壊されて、別れを経験したレンがどう成長するのか。
エステルやヨシュアもそうだし、レクターが今後どう動くのかとか。
ケビンやリース…つまる所星杯騎士団がってのも気になるし。
何ていうか結局気になる部分を残しまくったまま終ったんだよな。
そりゃその方が次回作期待できて良いっちゃ良いんだけどさ…。
やっぱその部分がピックアップされすぎてると理不尽っちゃ理不尽だよね。

ま、とにかく終ったようでなんか終わってない。
そんなシナリオにしてあるから中途半端な部分が見えて来るんだと思う。
それを除けばロイド達が頑張ってキーアを取り戻す…って部分。
そういうシナリオにはそれほど不満はなかったかな、って感じかな。
出来自体は良かったと思うから、シリーズファンなら、って所かー。
でもやっぱ、零と碧だけプレイして楽めるってのは無理があるわ。
これ何が面白いって、やっぱ空FC・SC・3rdと土台があるからだし。
そういう部分がなきゃやっぱ無理だと、碧やって改めて思ったかな。

と言うわけで感想大体終わり。
ま、個人的には面白かったって事で。
色々どうなんだろう、って部分もあるっちゃあるけど。
多分この歳になるとどんなゲームやっても色々思う所はあるし。
気にせずに、楽しめる部分を楽しめば良いんじゃないかな!
とは思ったりしないでもないし、そんな感じで。

カテゴリー: ゲーム系 タグ: , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.