うたわれるもの 二人の白皇 その4。

うたわれるもの 二人の白皇

色々あって大分間が空いてしまいましたが。
ぼちぼち、またゲーム自体やっていこうかなと思ってるので(止まってた)、
感想もそれに合わせてまたぼちぼち書いていこうかなと思ってる次第です。
まー他事に気を回す前にまずやりかけのゲーム終わらせておこうよ!
って言うのはその通りです…ギャルゲやってる時とかもそうなんですけど。
まず終わらせてから次に行こう? な? みたいな感じはありますよね。

さて前回、ヤマトへ進軍する手前ぐらいまで進めてましたが。
今回はついに準備が出来たアンジュ麾下オシュトル軍が進軍する所です。
と言っても準備が出来たというよりは、それ以上何も出来ない所まで来た。
という感じなので、最高の状態というわけではなく、今の限界だから攻めるしかない。
って言うようなちょっとあんまり良くはないスタートの切り方ではありましたが。
それ自体はどうしても仕方がないと言うか…相手側が大国ですしね。

ま、時を同じくしてライコウ側も同じことを考えてたみたいなので。
結果的に予想された場所での開戦…みたいな感じでしたが。
どうしても進軍するオシュトル側と、ある程度待ちゲーが出来るライコウ側。
みたいな構図が若干出来上がってて、兵差もあるのに更に地形有利もあるのかー。
って感じでしたが、このへんはまあある程度物語的には仕方ないことですかね。
そう言う境地を切り抜けていく、と言うのは戦乱物の王道でもありますしね。
ただ、何か知らんけど勝ったわ! みたいな展開じゃなきゃむしろ大好物です。
慶次が少数で戦場を駆けるシーンとかはやっぱり良いものだと思いますしね。
慶事の場合、何か知らんけど勝ったわと言うより単純に強いから勝つだけですが。

後この合戦の前。
オシュトルの母とハク(ここではハクと呼ぶほうが適切ですね)とのやり取りが良かったです。
まーやっぱ目が見えてなくても気づくよなぁ…そりゃ母親だもんなぁ…。
って言う事と、それ以上にその上でハクを息子として扱ってくれた事。
それが何ていうか”母親”としてとても素敵なキャラになってたなと思います。
ネコネ以外誰にも言えなかった、そのネコネにすら本心を言えなかった。
そんなハクの本当の部分気づいて抱きしめてくれる存在って言うのが良いです。
これはこの作品にハクの周りに沢山居る異性ではダメなんですよね。
オシュトルの母であるこの人にしか出来なかった事だと思います。
ちょっとうるっとしましたよねここ…だからこそハクには頑張ってもらいたい。
この母親をもう一度泣かせる結末にはしないで欲しい、そう思えるシーン。

そんなシーンからの合戦。
ここはこのゲーム屈指のシーンだと思いますし、一番の山場でもあったかな、と。
両軍の全力、オシュトル側にはオーゼンやシスにヤシュマ、ソヤンケクルにイタク。
それに隠居していたゲンホウがそれぞれの部族の勇を従えて参加してますしね。
特にここではゲンホウとソヤンケクルの八柱将時代の名残のやり取りも見れますし、
何ていうのかな…合戦の最中オーゼンも含めてこの3人はすごくかっこよかったなと。
若い世代に対して自分たちの生き様を遺してやろう、と言うのが伝わってくるというか。
ま、彼らも彼らとて、この後次の世代が出てくる事を肌で感じてるのかもしれません。
シスやヤシュマ、アトゥイにイタク…まあルルティエは戦闘に向きはしないと思いますが。
キウルやネコネも含めて、次の世代にそれだけ信の置ける者たちがいるわけですからね。
だからこそ、自分たちがそうやって見て来たであろう背中を後輩に見せてやろう。
という様な気迫が見て取れるのが、合戦という生き死にの様を描くシーンで光ってました。

って言うか最初ソヤンケクルとゲンホウだけで色々やるのかと思ってましたが、
しっかりオーゼンが駆けつけて来る辺り、八柱将としてやっぱこの人ら有能なんやな。
っていうのと、それらの時代をともに生きて来た戦友でもあるんだろうな。
って言う…なんだろう、慶次とか読んでても良くあるいい意味での男臭さ。
まあ、それが女性に出来ないとかではないんですが抽象的な意味でなんですが、
そういうものがあったかなと言う気がしますね…オーゼンとか無駄に強いし。
ぶっちゃけルルティエへの態度とあの恰幅の良さ見てたらただの親父やんけ!
って思ってましたが、多分これオーゼンが一番敵兵なぎ倒してるよねみたいな。
何より若い衆には指示なしでは判らない戦争、戦の流れとか岐点とか。
それを3人とも個々でしっかり受け取って行動してるのが良かったです。
ま、それを指して歴戦と言うんじゃないかなって感じですよね。
何だろうな、やっぱおっさんがかっこいいって言うのは良いと思いますよ単純に。
若者が主人公だったとしてもおっさん連中にそれ以上の魅力がある。
やっぱそういうのは良いよなぁ、って思いますよね。
ほんとこの3人好き。

後ライコウの策でしたが。
今で言う無線を使って指示を的確に送る事で伝達のタイムラグをなくす。
って現代を考えたらそりゃそうだろ、って言う所はあるレベルの話なんですが、
この世界そういうものが念話(しかも多数対多数はあんまりない)しかないですしね。
そりゃこれをやられると相手にとってはしんどいやろな、って言うものでした。
しかもご丁寧に潰されないように中継基地やダミーまで作ってる徹底っぷり。
これ突貫して壊しでもするんか? と思ったら、二ヶ所同時撃破が対抗策でした。
そんなんどうするんだよ、と思ってたらここでウル&サラの設定が生きてきましたね。
生まれてこの方長時間離れたことのないこの二人を、キウルとノスリと分隊にさせる。
準備が整ったらこの二人が念話で合図を送ってタイミングを同期させる…。
とまあ、至ってシンプルなんですが、この二人はお互いが離れた事がないので…。
その離れるという恐怖、それに打ち勝てるかどうかってのが描かれてました。
この辺はあれですね、いつもしれっとしてるこの二人の成長も描いてたのかなと。

あ、後ここでライコウではなくミカヅチが邪魔をしにくるんですが…。
ここの戦闘クソうざかったです…目的地にミカヅチが辿り着くとゲームオーバー。
ミカヅチが気力貯まると良く判らんバフでクッソ移動伸びてすたこらさっさ…。
囲んで動かないようにしようにも攻撃力たけーし中々うまく囲めねーしwww
何回かやり直しましたよね…まさに慶次の一騎駆けですよミカヅチめ…。
普通に殴るにしてもどうなんだろ、反撃だの周りのオブジェクトだの。
色々あって結構しんどそうにみえましたしね…まあレベル上げてないだけですが。

と言う訳でミカヅチを退けてライコウの策を破って一応オシュトルの勝利。
と言っても相手にはまだヤマトという国での防衛戦に転換出来るわけで。
そういう意味ではこの合戦でこそ勝ちはしたものの、立ちはだかる壁は高い。
そんな感じですかね…いやほんと、ここのシーンはおっさん3人を楽しみましょう。
ソヤンケクル、ゲンホウ、オーゼンの3人がとてもかっこいいので是非。
まさにこれぞ傑物、と言った感じなのでトキフサやデコポンポとは一体…。
みたいに思えちゃいますよね、こういう人たちこそって感じで良かったです。
ま、デコポンポみたいなヤツも居るからこそなのかもしれませんが…。

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