パルフェ ~ショコラ second brew~ Re-order 里伽子。

グラボが壊れたけどゲームは動くのでクリアした。
まあ…この手の2Dゲーなら動かしてて問題ないらしい…。
と言うわけでパルフェのラスト、里佳子編クリアって事で。

まあ、とりあえず先に結論から書くとだね。
これ里伽子編が、って言うのが良く判る出来だったという事かな。
他のキャラクターのシナリオが取り立てて悪い、とか思わないけど。
何ていうか里伽子編に関してはそれ以上な部分があると言うか、
これメインだよって言われたら全くもって否定が出来ないな。
そんな感じ…文章で判ってもらえるだろうか。

ちなみに里伽子編だけはNormalといわゆるTrue。
更には恵麻ルートを先にクリアしてから、Normal→True順でクリアする。
ってのが割と大事な条件なんだけども、確かにそれが大事だった。
要するに恵麻、里伽子Normalとクリアする事でTrueが際立つというか…。
こういう言い方をすると恵麻シナリオが凄い踏み台に感じるんだけど、
言っちゃ悪いけど里伽子Trueやった後だとそれも頷けると言うか。
勿論恵麻シナリオが悪いわけではないんだけどね…。
どうしても踏み台じゃん! と感じてしまう部分はある。

そういう意味で言うと、他全部踏み台に見えるけど。
でも恵麻以外のシナリオがそれほどそう感じないって言うのは、
恵麻シナリオがかなり里伽子シナリオと密接してるからってのが大きかった。
というより、里伽子が居たからこその恵麻シナリオだし、
恵麻が居たからこその里伽子シナリオだって部分が大きいというか。
どっちが欠けてもその二人のシナリオって成り立たないんだよな…。
だから他に比べて踏み台に感じるってのが大きいんだろうと思う。

んでNormalは結構味気ない終り方だったり、なんか疑問に残る部分があったり。
これで良いのかなぁ…と思ってたけど、全部Trueで判る様になってた。
判る様になってたというか、判らなくてもNormalの終り方ってのは判る。
判るんだけど、結構不自然に繋がってる部分があるというかね。
Normalでもはっぴーに終わってるじゃん! って感じなんだけど、
そのはっぴーに辿り着いてる部分が微妙に釈然としないと言うか。
そんな感じだったので、確かにこれはTrueとつなげないとダメだなー。
って言うシナリオ構成だったのは確かだったな。

んでそのTrueの方だけど。
これある意味反則じゃないの? 色んな意味でって感じ。
なんだろうなぁ…途中までと言うかあの2度目の分かれるシーンとか。
何で引き止めないんだよ! ってのはあるんだけど、それが出来ない。
その理由も凄く良く判るというか…そのために恵麻シナリオがあると言うか。
恵麻シナリオで散々「家族>他人」って部分を見せられてるからこそと言うか…。
だからこそ、あの時に里伽子よりも恵麻を優先してしまった事、
勿論それは意図したものではなかったんだろうけど。
それでも里伽子に取っては頼る事が出来なかった。
しかもその理由である、仁にとって恵麻(家族)が大事である。
その部分も里伽子が理解してたからってのがなぁ…。

だから何ていうかすげー切ない。
もし仁がそこまで犯罪的に家族を大事にする人間じゃなかったら。
もしあの時にファミーユが火事にならなかったら、一人が死ななかったら。
もしあの時ファミーユに、里伽子が大事なものを忘れてなかったら。
まあ…ifばっかりになるけど、それが重なったから、なんだよなぁ…。
勿論これ、仁が恵麻を優先しすぎてるだろ、って見てると思うんだけど、
でも恵麻シナリオをやるとそれが何故かってのも良く判って…。
その葛藤が多分この二人のシナリオのキモ、なんだよな。

でもその後の仁の行動は良かった。
何ていうか直接的に里伽子に声をかけても届かない。
それが何でか、って言うのもきちんと理解してるからだろうけど、
外堀から埋めていく…後戻りなんかしないという決意を固めていく。
そういう事がきちんと出来る、って言うのは良かったし、
里伽子がそれでも家族優先なんでしょ、と言うのに対して、
じゃあ家族になれば良い…って言うのもシーン的に良かったしね。
灯台下暗しと言うか、いたってシンプルイズベストな答えだよね、これ。
あの時”家族”を優先してしまったから拗れた関係だからこそ。
里伽子を”家族”にしてしまえば今後そういう事はなくなる。
最もシンプルな答えだからこそ良かったシーンだったな。

勿論、家族になっただけじゃ何にも解決しないし。
それを判ってるからこそ、仁が色々な所に手を回してたし、
自分でもそれをきちんと背負っていく事をしてたんだけどさ。
だからそれが出来て、里伽子のリハビリが終って、子供が生まれて。
その子供を里伽子が自分の腕で抱けるシーンってのはひとしおだった。
このシーンってNormalにもあってさ、Normalみた時はなんでそんなに!?
って思うんだけど、Trueでその真意が判る構成になってたというか。
仁が頑張って、里伽子が頑張ったからこそ勝ち得たエンディングだった。
という所が非常に印象強く、良く判るシーンの一つだったなぁ…と。

と言うわけで予想以上に良かったシナリオだった。
恵麻シナリオ、Normal、Trueとクリアしてきたからこそだけど。
だからこそそういう意味で、上記の恵麻シナリオが踏み台に見える…。
って部分もあるんだけど、まあ恵麻シナリオがダメだったわけじゃないし。
恵麻シナリオは恵麻シナリオで、それはそれと考えれば良いけど。
どうしてもそう見えてしまう部分はあるし、仕方ないな…って事で。
つまりね、仁もバカだし、里伽子もバカなんだよ、これ!
でもそのバカにはバカなりの理由があって…難しい。
後里伽子の「もう…しょうがないなぁ」は結構破壊力高かった。

なんにせよこれでパルフェコンプリート。
最初の方ぼちぼちしか進まなかったゲームではあったけど、
思い返してみると個々のシナリオ…というかキャラは良かったし。
なるほど確かにこれ里伽子シナリオやってこそのゲームだわ!
って言うのも良く判るゲームだった…。

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