英雄伝説 閃の軌跡3 感想。

英雄伝説 閃の軌跡III

2周目をやる気力は特に無いです、はい。
と言う訳で閃の軌跡3、一応クリアはしたのでぼちぼち感想でも。
まーいつも2周目自体はとてつもなく気力がある時しかやりませんしね…。
特に現状だと4(もしくはLast)で何が引き継げるのかも判りませんし。
引き継いだ所で…という可能性もあるので、些か面倒臭いのもありますね。

ちなみに評価を数字で出しておくと、大体3.5点です。
10点満点中ですよ…なんでこの点数なのかは開発の方が一番良く判ってるんじゃ。
基本的に完結してない時点で評価を数字で出すには低くなりますしね。
特に今回は色々と不完全燃焼、かつ中途半端、かつRPGとして問題点が多い。
と、マイナスに働く評価部分が多かったんじゃないかなーと思ってます。
もちろんそれらが4、まあ次回がLastか判りませんがそこにつながるものである。
という事は判りますが…最近のゲーム開発業界の方は少し勘違いされてると思いますが、
やはりフルプライスで買っている以上まずそのタイトルだけである程度満足出来なきゃいけない。
最初から満足させる気がない作りであるなら、価格落とせば良いんですよ。
フルプライスで売りたい、だけど1作で完結させる気はない、でも高評価をつけろ。
って言うのはやっぱりちょっとどこかしら無理が出るんじゃないかなって思います。
小説でも完結部分だけ切り取られたものが他のタイトルと同じ金額だったら?
当然ですけど不評ですよね…別に小説に限ったことではないと思いますが。
最近、クリエイティブな業界ではこの手法が多くなってきてるとは思いますし、
そうしなきゃ分母が減ってきてるので利益を出しにくいのもあるんでしょうけど。
でもそれに対して不評をつけられても仕方はないと覚悟してやるべきですよね。
だからこそ、その不評を跳ね返すぐらい完結編の完成度を上げるしかないんです。

ま、何より今回の閃の軌跡3、マイナスに働く面が多すぎました。
とにかく物語が中途半端な所で終わる…と言うのはまあ、次回作あることで判ってたましたが、
何ていうのかな、区切りとしてあんまり良くない場所ってのもあったと思うんですよね。
特にリィンが鬼の力に飲まれてヴァリマールとともに拘束されてどうなったのかも判らないし。
まさにそのままの状態で幕が落とされるので他のメンバーの動向も何一つ判らない。
オズボーンがリィンを拘束して、幻焔計画をどこまで進めたのかも判らない。
新7組、旧7組がどうやってその場を切り抜けるのかも何一つ判らない。
クレアやレクター、鉄血の子どもたちも結社のメンバーもどう動くのかも判らない。
つまりね、次回作につなげるためとは言え何もかも判らない状態で幕を下ろしたので…。
せめて後日談と言うか、新・旧7組が何を思ってどう動こうとしているのか。
そのぐらいは触れておくべきだったんじゃないかなぁ…と言うのがあります。

また、RPGとして中途半端と言うのもマイナスに働くかなぁ、と。
これも根本的な理由は同じで、次回作を見据えてるからこそなんだと思いますが…。
とにかくやりこみと言ってもやりこんだ所で何も出来ないんですよね、結局。
シリーズ通してシステムとして存在するオーブメントのスロット開放とか。
最速で開放出来るぐらいなので、序盤以外触れることがないんですよね。
前作(だか前まで)は後半でもそのあたりを触れる配慮はされてまして…。
何ていうかそれなりに稼いだりする理由にはなってたと思うんですね。
でも今回はそれがないので、オーブメントに関しては序盤で開放終わってそのまま。
そして武器防具に関しても大半のメンバーはそのへんで買える適当な防具で終わり。
ま、人数が多すぎて例えば武器なんかは割くリソースがなかったのかもしれませんが。
人数増やしてきたのも結局Falcom自身なわけですしね…せめてメインメンバーの武器。
ってのはもう少し色々あると良かったんじゃないかなーとは思いますよね。
今回はストーリー追うだけになりがちなので稼ぎにくいのはあると思いますし、
この作品で頑張っても次回作あるしなと考えたら面倒臭い人も多いでしょうけど。
と言うかそうなっちゃうと認めたらイコール中途半端なRPGって事なんですよね。

一応余ったセピスに関してはクォーツで使え、という感じだったんだとは思いますけどね。
露骨に、ノーマル、レア、スーパーレアと同じクォーツで段階別けされてて。
ノーマル3つとUマテでレアに交換、Rを3つとUマテでSR…みたいなね。
そう言うシステムが今回はあるので、それで満足しろって事かもしれません。
ただ、このシステムもとてもとてもとても面倒くさくて個人的にはNGでした。
偏にそれは、Nを受け取る所、Rに交換する所、SRに交換する所が別々だからです。
そう、SRを作るためには何度もそれらを往復する必要があったりするんですよね。
だから触るのが面倒臭いし、途中でもうどうでもいいかなってなっちゃう。
特に終盤、アルティナとアッシュがPTに戻ってこないのも含めてだるさが勝りますね。

で、まさに今触れましたが、メインメンバー2人が外れたまま終わる所。
物語としては致し方がない、と開き直られる方もおられるかもしれませんが、
それってつまりそこで切って次回待てつってる方がおかしいんじゃないの?
的な所がありまして…特に旧7ではなく新7のメンバーが使えないまま終わる所。
ここは個人的にはやりこみ要素を謳うのであればNGだったんじゃないかなと…。
個人的な恨みで言えばアルティナに一生雫使い続けてたんですけど?
みたいなね…モチベーションだだ下がりですよ、せめてラストぐらい使えるのかと思ったら。

と言う訳で、まああんまり良い部分のことを書いてないので…。
不快に思われる方もおられると思いますが、現実的に考えてこれらはやはりマイナスかなと。
良く揶揄されるお使いだとか、リベール巡回(空ね)だとかは気になりませんが。
やってて一区切りしない、ましてメインメンバーすら使えないのは面白くないよなーと。
だからこそ逆に次回作がLastであるならばそれなりのものを期待はしてますが…。
正直な所、キャラにしてもシステムにしても扱いきれてない感じは拭えませんし。
期待よりもどうするんだろうなぁ、という不安が勝ってしまう所はありますよね。

良い面で言えば、これまで判らなかった所が少し判る所ですね。
星杯騎士団の動きとか魔女とか…まあ意図的に隠してたのを開示しただけなんですが。
ガイウスの関係のバルクホルンとかも忘れられてなかったのは良かったかなと。
まあそのせいでバルクホルン自体は退場してしまいましたけど…。
後はまあ、キャラクターに関しては個人的にはまあまあ好きかなと。
よくよく考えるとやっぱりテンプレキャラだなぁ…とは思いますけどね。
ミュゼとか、前情報じゃあんまり好きじゃない感じのキャラでしたけど…。
使ってみたら割と嫌いじゃないタイプのキャラだったりしたのもありますけどね。

とまあそんな感じです。
Falcomの現段階の悪い面が全面に出ちゃってる感じは受けますが。
結局のところ、次回作と言うか最後のパートまでの期間がどのぐらいなのか。
そしてまたそこで今回抜けたメンバーをちゃんと使って遊ぶことが出来るのか。
解決されるべき所がしっかり解決されるのか…と言うところに尽きますね。
RPGとしてももう少しね、しっかり遊べるように考えてほしいですしね。
閃2はまだそういう意味じゃ最後に色々使えるダンジョンあったりしましたし。
今作は最後にそういった自由度もないので、どうしても窮屈に感じちゃうんですよね。
ま、何度も言うようですが次回作判ってるよなぁ…? って感じですよね。
あ、後フリーズ結構多かったのでそれもなんとかならんかなって部分はありました。
毎回Sクラフトスキップした時これ画面戻ってくるのか…? と不安になる。
ってのはちょっと勘弁して貰いたいな…と言うささやかなお願い。

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