とりあえずさっき花珠ルートが終わった。
うーむ、なんと表現したら良いのかちょっと困るゲームだなぁ。
色んな意味で難しいというか…他のルートにもよるか。
ま、1ルートで評価してしまうのも良くないし。
他のルートも同じ雰囲気とは限らないしクリアして行こう。
さてまあ、とりあえず花珠ルートをクリアしたけど。
やっぱりキーというか、テーマになってたのは嘘かなぁ。
ただこの嘘、ってのは作品全体を通してのテーマと言うか、
花珠ルートだから嘘がテーマではなかったとは思うんだけども…。
恐らくそのせいで、この後プレイするほか二人のルートもかったるそう…。
ってのが途中で思った感想かなぁ…申し訳ないけどかったるそう。
要するに作中で描かれてる文章(事柄)が本当なのか嘘なのか、
その部分が読んでるとあんまりどっちか良く判らないから、
なんていうか前提の知識として取り入れにくいのが大きいというか。
要するに文章から得られる情報として良いのかどうか。
その部分が、結局作中できちんと語られるまで判らないと言えば良いかな。
で、もう最初っからその本当か嘘か判らない所に個別のテーマがある。
って言うのが判りきってるだけに読んでてストレスが溜まる、みたいな感じ。
恐らく何も考えずに読んでいけば良い、ってのはあるんだろうけど…。
そうすると結局雰囲気以外に楽しむ所ってのがなくなるじゃん?
だからそういう部分が上手くハマってなかったかなぁ…って印象だった。
まあ…逆に雰囲気は良かったゲームだったと思うよ。
ゲーム全体の雰囲気が良い、ってのはその通りなんじゃないかなぁ。
キャラクターもそんなに悪くはないと思う…悪くないと思うんだけどなぁ。
なんかこうキャラ同士のやりとり、テキスト、全部作り物臭いんだよな…。
いやそりゃ作り物だろ! ってのはその通りなんだけどさ…。
もうちょっと自然な会話、自然な描写、自然な演出でも良かった気がする。
ってまあこれ花珠ルートを終えた感想として書く事ではないんだけど。
ああ…ゲーム全体の話はまー最後にするとして。
花珠ルートのテーマ? と言うか嘘のポイントは結構良かったとは思う。
過去に花珠として優真と出会ったのは、花珠じゃなくてふわりで。
でもふわりは自分に自信がなかったから尊敬してた姉の名前を使ってて。
で、過去に事故にあったのは本当は姉の花珠のほうで…。
優真が桜乃で再会したのはふわりのほうで。
とまあ、若干ややこしいエピソードではあったんだけども。
要するに優真が過去に出会ったのはふわりで、桜乃で再会したのもふわり。
でも桜乃のふわりにはふわりの記憶がなくて、当事尊敬して真似をしてた姉の記憶があって。
だから桜乃では花珠としてすごしてた…つまりこの部分が彼女の嘘だったわけで。
で、優真が桜乃で花珠の誕生日(優真は当事花珠の誕生日しか知らない)を教えて、
それを祝おう…ってなったけど、それはあくまでも花珠の誕生日であって。
ふわりの誕生日じゃない…って事をふわりが思い出して綻びが生まれて。
その結果として、嘘が一つずつ解けていく…みたいな感じだったかなー。
とにかく、山? の部分は結構良かったと感じたけど。
そこへいたるまでの積み重ねの部分がちょっとだるい感じだったかなぁ。
ふわりが、自分は花珠じゃなくて、ふわりだと知ってからの展開と言うか…。
ぶっちゃけ知ってすぐエンディングみたいなもんだからだと思うんだけど…。
そこへ至るまでと、山の部分の描写の短さのバランスが悪いと言うか。
多分そのせいで共通が長くて、テキスト読むのがだるくなって。
なのに肝心要の部分はさくっと終わっていく…みたいな印象なんだと思う。
それが悪いわけではないと思うし、ふわりと優真のやりとりとかは良かったけど。
後桜乃の花珠(ふわりと名乗ってる方の少女ね)とかも良かったとは思う。
と言うわけで、正直な所話のテーマはそこなんだろうけど。
ぶっちゃけテキスト読んでて一番気になったのはそんなところより、
桜乃ってのはなんなんだろう…って言う部分でしかなかったんだよな。
ふわりは実は植物人間で、現実世界(と呼んで良いのか判らんけど)で昏睡。
だから桜乃に居るふわりは幽霊みたいなもんで…っていう部分かなぁ。
なんか途中までやたらとプッシュしてた桜乃の神様がどうたら、とか。
その辺も全く触れられないままエンディングを迎えてしまったし。
多分その神様関係は妹ルートで関係してくるんだろうなー…。
ってのは判るけどなぁ…桜乃が正直よくわかんねー。
だからなんかすげー展開に違和感を感じるんだけど、
それさえ気にしなければ、そんなに悪いテーマでもなかった気がする。
後誕生日祝おうぜ! から実際の誕生日まで空きすぎというか…。
空くなら空くでもうちょっとその時間的な部分を上手く使って欲しかったというか。
ぶっちゃけ途中で誕生日イベントってどうなったんだろう? って思ってた。
実際にはもの凄く大事なイベントだったんだけどね、誕生日って。
ふわりが、自分は花珠じゃないって思い出すそのきっかけと言うか。
と言うわけでテーマ自体は悪くなかったと思うんだけど。
なんと言うか色んな意味で疑問やらしこりが残るルートだった。
いや…優真とふわりの話としてはこれ以上ないぐらい終わってるんだけど。
それ以外の部分で疑問に残る事やら、たらたらとだるい日常テキストやら。
挙げ連ねるとどうなんだろうなーって部分は山ほどあった気がするけど…。
雰囲気自体は良かったかなー、ってのがクリア終わった印象かな。
ま…その辺は他のルートやれば判る部分もあるかもしれないし。
とりあえず次はちよこルートをさくっとクリアして行こうかなと思う。
恐らくちよこルートも、ちよこ本人が隠してるというか嘘ついてると言うか。
そういう部分がテーマなんじゃないかなーとは思うけど。
まあ、それがなんなのかを楽しみにクリアするとしよう。