この土曜に三重県唯一の上映館で見てきました。
正直もう少し上映館数増やしてくれても…と、いつも思うんですが、
初週以外で行くとやはりそこまで人が多いわけではないのも確かで。
ま、大体この手の作品はどうしても本当に見たい人は早く行っちゃう。
ってことが多いので、リピートするもんじゃないと考えると数増やせない。
って事なのかなーと再認識させられる所はありますね。
と言う訳でコードギアス3部作の最後、皇道。
アニメで言う所の2期の終盤に当たる部分ですね。
ファンにとってはこの3部作目が一番気になる所だったと言うか、
要するに新規のアニメをスタートするにあたってどうつなげるのか。
まー有り体に言えば、ゼロ・レクイエムの後のルルーシュがどうなったのか。
つまりゼロ・レクイエムによってスザクに殺された(はずの)ルルーシュ。
と言う点をどういう風に変更するのか、と言う所なわけですね。
とりあえず結論から言うと、全体的にアニメを踏襲したままで終わりました。
うーん、まあ俺が覚えてる限り(なにせアニメ見たのが10年前)だと、
最後の最後のイラスト、C.C.が馬車の荷台で寝転がってるあれですが。
あそこが変更になってて、C.C.が馬である目的に向かって旅をしている。
というものになってたので、当時アニメが終わった後少し議論になった、
あのイラストだと御者が必要だろう、御者の服装がルルだろう。
と言った部分をわかってて、C.C.だけに変更して来てましたね。
また、ネタバレにはなりますが、C.C.の目的地はオレンジ農園…。
つまりジェレミアと、記憶を取り戻したアーニャが営むあの農園みたいで、
C.C.がボソっと、シャーリーめこんな所に運んで云々と呟いてました。
ま、ここから想像出来るのはジェレミア他最後までルルーシュを理解してたメンバーが、
ルルーシュの遺体ないし何かをそのままジェレミアの農園に隠したって所ですかねー。
少なくともそれ以上にC.C.が農園に出向く理由って言うのはありえないでしょうし、
それ以外にジェレミアとシャーリーの接点って言うのはないわけですしね。
正直、劇場版を見ててシャーリーの扱いをどうするんだろうなー。
とは思ってましたが、まあシャーリーの気持ちというものはアニメ版から変わらず。
いろんなものに背きながらも前に進む、本当は優しいルルーシュを信じ続ける存在と言うか。
まあだからこそアニメ版では命を落としてしまったキャラクターなわけですけど…。
劇場版ではそうはならず、ただただルルーシュを信じて存在する感じでした。
良いのか悪いのか、と言われると正直な所良くわからない部分もあります。
だって他にルルーシュを信じていたユフィはアニメと同じく巻き込まれてますし。
もちろん舞台装置としてユフィとシャーリーではもたらすものが違う。
って事は判っては居ますし、だからこそユフィの死は不可避なんですけど…。
だからこそそういった役割を与えられず、ただルルーシュを好きになる。
そういった存在としてのシャーリーは重要なのかもしれないですね。
後変更されてたのかな?
と感じる点としては、ルルーシュが皇帝になってゼロ・レクイエムを完成させるシーン。
あそこでカレンやカグヤが何かに気づいたっぽかったりする所とかですかね。
カレンにせよカグヤにせよ、結果的にはルルーシュに裏切られたわけですが。
なぜ、どうして、ルルーシュがそうしたのかと言うのはお察しの通りで。
その真意に、ゼロ・レクイエムを持って気づいたっぽい感じは。
アニメ版でも同じでしたっけ…まあアニメ版でも気づいてる節はありましたけど。
今回カグヤはアニメ版よりも少し薄いキャラになってたのも変更点かと思いますが。
あれはまー尺の問題点なのかな…と言う所は否めない部分も。
と言う訳で、基本の筋は大まかにはアニメ版と同じだと思います。
正直、事前にサイトうろうろしてる時に今回は黒の騎士団がルルーシュをどう扱うのか。
みたいなのを見てて、もしかして扇◯ねが変更されてる!?
って思ったんですが、まあ結果としてはやはり変わってませんでした。
ただ、即疑って敵対するのではなく、最後までゼロの言葉を待ってましたが…。
まあ、ギアスと言う超常の能力を聞かされてしまった後だとそんなもんかな。
とも思いますが、やはり扇だけはゼロ…ルルーシュを信じて欲しかったですよね。
例えブリタニアの皇子であろうが、ギアスと言う能力を使ってようが。
自らの命(まあ他人の命もですが)をベットして一緒にやって来たわけですし。
ま、なんて言うか直接裏切ったと言うよりは、最後に少し交渉の余地はあった…。
と言うのが今回黒の騎士団としては増えた部分だったのかなと思います。
何より引き金を引いたのはシュナイゼルの配下が先っぽかったですしね。
そう言えばスザクとカレンのバトルシーン。
ランスロットvs紅蓮聖天八極式の所って少し変更されてました?
アニメ版を覚えてないのであれですが、最後武器なくなって肉弾戦する所とか。
両者ただただ体の延長線上でナイトメアを動かして殴り合う的な部分。
あれってアニメ版も同じでしたっけ…いや、見直した方が良いかもしれんですね。
ちなみに今回はもう少し、と思ったラウンズは変更点なしでした。
あ、でも聖天八極式の餌食になるブラッドリー卿のヴァルキリエ隊は変わってたかな?
アニメ版だとあれってヴァルキリエ隊はキューエルの妹のマリーカでしたよね。
それが今回はそのままキューエルに変わってたっぽかったですけど…。
かと言ってモニカやノネットが変更されるかと思えばそのまま戦死(っぽい)。
マーリカを変更してキューエルにした意味ってのは今後あるんですかね?
双貌のオズやその他の作品との兼ね合い(マーリカとか確か出てきますよね)かな?
その辺良く判りませんが、変更されてたと思うのでその意味はあると思うんですよね。
オズだとそもそもマーリカも別にあそこで戦死したわけではなさそうでしたが。
ともあれルキアーノの隊士がキューエルに変わってた意味は今の所不明ですね。
別にモニカやノネットに関しても脱出出来てたでも問題はないでしょうし、
それ自体は即やられるはずだったヴァルキリエ隊でも同じわけですし。
ま、他細かく変わってた所は結構あったと思います。
ただ、どれもやはりシャーリーの生死ほどの改変があるわけではありませんでしたし、
向かう結末は同じだったので、それほど違和感にも気づきにくい気もします。
一応シャルルのサイコクラッシャーもあったので、その辺残すのは良かったかなと。
いや、めっちゃシリアスなシーンなんですけどね…あそこの一連の流れは。
後マリアンヌの狂気具合はアニメ版よりも些か抑えられてた気がしますね。
孕んでる狂気はアニメ版と変わりませんけどね…そのへんはルルーシュが説明してましたが。
自分たちの子供の今を、自分たちがこれから創造する世界があるから、見捨てる。
当人たちにとっては一度死んでも、居なくなっても、いつか想像する世界で蘇る。
だから今どう扱っても良い…と言う些か常軌を逸した考え方の延長線上と言うか。
ま、狂気具合に関してはそれほど変わらないと思いますが、アニメよりは緩めかなと。
と言う訳でなんだかんだ楽しみました。
アニメ版を見たときよりも色んな部分で考えられる事も多かったですしね。
わずかながらアニメ版ではハテナだった部分も補完された所もあるのかなと。
何にせよ次、ここからスタートする新シリーズにも期待したい所ですね。
やっぱりなんだかんだ言ってもギアス好きなんですよ…。
後やっぱりアーニャ可愛かったので満足しました。
ある意味この作品の一番の被害者とも言えますしね、アーニャ。