グッバイたぬ吉…。

本日の朝方、たぬ吉は引き取られて行きました…。
昨日山の神と言う地区の寄り合いで一日潰れたわけですが、
その中で報告したらやはり逃がすのは難しいよなぁ、という事になりまして。
アライグマではないものの、猟師さんに引き渡すという流れでした…。
ま、罠かけておいてなんですが色々と思う所はなくもないですよね。
吠えられたとは言え水をあげればおとなしく飲む、エサも食べてくれる。
そう言うシーンを見ちゃってると愛着ってのも湧いてくる部分はありますし…。
でもそれで良しとして逃してしまうと、他の家や農家が困るわけで…。
いやはや色々な意味で難しいなぁ、と思う所もありますよね、真面目な話。

ちなみに昨日の寄り合いは本来メシ食って酒飲むだけのはずでしたが。
ひょんな事から、地区でやってる行事の是非についての話になっちゃってました。
まー俺等若手に意見を求められてるわけではないのかなとは思いますが、
一応それに関しては自分の意見自体は伝えておいたので果たしてどうなるのかなと。

端的に言えば今まで行事に参加されなかった人が参加出来るようになって。
でも宗教的な理由で、山の神や火の神に対してお参りをする事は出来ない。
だからそれらの神事的な行事には申し訳ないけど参加することは不可能です。
という話なんですが、それだけならともかくそれに他の人も反応してしまいましてね。
同じ宗教の方でも我慢、と言うか地区の行事だから仕方なく今まで出てきてた方。
ってのも何名かおられて、その人達もじゃあ俺等も出なくてもいいよな? みたいな。
うーん、そう言う方向に話が行くのは当然っちゃ当然の流れではあるんですが、
この山の神や火の神の行事はもう何ていうか形骸化してて連絡会みたいになってて。
もしその人達が来なくなると、地区の組長はそれぞれ連絡を個別に回さないといけなくなる。
その上毎回集めてる地区の修繕費なんかも来なかった人の所に貰いに行かないとダメになる。
加えてこの集会なんかの当番の順番も回せなくなると残った人数の回転が早くなるし、
もう一つはじゃあ俺も別に出なくても良いなら出ないよって人もこれから出てくるかもしれない。

と言うね…まあ正直俺等にしてみたらどうしようもねーんじゃね?
って感じの話が2~3時間ほど酒の席で行われてたと言う感じでした。
ま、誰かが理由はどうあれゴネたら追随する人も居るでしょうし。
正直俺等も別に二月に1度集まらないといけないってのも意味判らんですし。
でもね、やっぱりご先祖様…じーちゃんのじーちゃんとかからずっとやって来てる事で。
そう言う意味では続けられるんなら続けてても良いのかなぁ、とも思うんですよね。
なので難しい問題だなーと…元々土着の俺たちは由来も気にせず参ってましたが。
時代が時代ですしね、変えていかないとって部分もあるのかなと思います。
でもそうなると中途半端に残すと余計面倒くさいことが増えるのも確かですし、
でも全く残さないとこれまで連綿と続いてきた儀式なんかも消え去ってしまう。
うーむ…難しい話ですよねぇ…多分どこの田舎でもある問題なんだと思いますけども。

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