ゴールデンタイム2 答えはYES。

ゴールデンタイム2 答えはYES 著:竹宮ゆゆこ

ゴールデンタイム2 答えはYES (電撃文庫)

火曜の待ち時間に半分。
その後だらだらーっと読み終わっちゃったので…。
まあ、やっぱ表紙の絵は可愛いよね!

相変わらず香子の浮世離れした所は可愛いと思う。
お嬢様…なんだけど、ってのがやっぱこの作品の魅力かなー。
そういう所を書くのは上手いし、面白いかなーとは思う。
けど、全体を通してみるとまだやっぱ今一筋が見当たらない感じ。
万里が何をしたいのか、どこへ行き着くのかがさっぱり判らないし、
その他のメインキャラも一体何を目的としてるのかがまだ判らない。
まあ、簡潔に言えば2巻で完結した事ってのはあんまり無かったかなぁ。
って言うのが、とりあえず読み終わった印象でした。

なんだろ…もっと長期的なストーリー展開のみを追うべきなのかもなぁ。
とらドラがそうであったように、端々は徐々に片付いていく形で。
その上で全体の話…その辺が簡潔するタイプのものなんでしょうね。
だから1巻1巻を考えると、今一シャキっと完結した事が少ないというか。
2巻で言うなら、まあ万里と香子の関係が変わった所ぐらい、だと思う。
勿論それは万里にとっても、香子にとっても凄く重要な事なんだけど。
なんていうんだろうね、全体としては終わりが見えてこない、というか。

まあ要するに、万里と香子の関係が進みはしたけれど、
やなっさんや岡千波、それからリンダまで含めた物語は、うーん?
って言う感じのまま、2巻が終わっちゃったんじゃないかなーと。
勿論それらはすぐに解決する問題ではないからそれでいいんだけどね。
で解決してない以上、判らない事が多すぎる…というか。

特に万里の幽霊設定? は一体なんなんでしょうね。
とりえあず今の所”そういうもの”と認識するしかないんだけど…。
そのそういうもの、としていつまで認識しておけばいいのかなぁ。
っていう事が、読んでて若干のストレスにはなるんじゃないかな、と。
この巻だと後はリンダ関係の事も凄く中途半端なまま終わっちゃったし。
そういう意味じゃ先が楽しみ、な作品なんですけどね。

ま、お嬢様な香子と、壊れた香子のギャップを楽しみつつ。
リンダ関係、やなっさんと香子の今後、岡千波関係…と。
色々楽しみながら次を待つのが良いんじゃないだろうか。
ってかこのまま万里×香子のままでストーリー進むんだろうか?
まあ、香子ヒロインだし…とはやっぱり思うんだけどさ。
うーん…まあその辺を少しずつ楽しめよ! って事なのかもね。

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