転生領主の優良開拓なんとか。

本屋で推されてたので買ってみました。
正直あまり書くのは憚られますがお金の無駄でした。
うーん…どういう理由でこれを推してたのかが謎…。
いや、まあ感性は人それぞれなので仕方ないのかもしれないですが。
とりあえずね、圧倒的に文章が下手。
文章が下手って言うよりは会話しかないと言えば良いのか。
で、その会話も非常に淡白で、読んでても読まなくてもいい部分が凄く多い。
まあキャラクター多すぎて常に会話の冒頭に相手の名前入れなきゃ判んない。
とか、同じくキャラ多すぎてめちゃくちゃな語尾やキャラ付けしなきゃいけない。
よりはまだマシかなぐらいですけど、会話ばっかり、しかも内容がない。
ってなるとなんと言うか読んでても意味をあまり感じないです。
加えて内容。
確か副題が、前世の記憶(知識かな?)を使ってホワイト領地に。
みたいな感じで、いわゆる転生もののなろうではあるんですけど。
正直、その前世の知識とか記憶を全うに使ってるシーンがないです。
なんとなくふわっと、ホワイト! って言う言葉尻だけある感じで…。
そもそも、俺の領地はホワイトにするぜつって休日や給料を出すんですけど、
何故か他の国(や同じ国の領地)はすべてそれらがない、みたいな空気で。
まあそうしないと自分の領地のホワイトさが際立たないのかもしれないんですけど、
誰も彼もどうにも奴隷みたいな生活してる感じになっちゃってるんですよね。
そりゃ何をしてもホワイトになるわ、みたいな。
強いて言うならぶっちゃけ文化の違い、って感じで。
なのであんまり前世の記憶をどうのこうのって関係ない雰囲気はありますね。
他にも領地を良くしよう、で前世の知識を使った事業とかがあるんならまだしも、
ぜってー関わったことねーだろ、って言う温泉堀とか鉱山の再稼働とか…。
それもだいたい全部ファンタジィー! って感じの解決なんですよね。
温泉なんかも試掘とかなく、勇者とか言う人が精霊の雰囲気判るわー。
ここらへん火と土の精霊おるわー、Sランク冒険者が穴開けたわーみたいな。
うむ、そこになんの前世の記憶が必要だったんだい???
って感じで、ちょっと真面目に読む気が失せるレベルのことしかしてないですね。
後はやっぱなんでもかんでも、トントン拍子に進んじゃうのでカタルシスとかがない。
リゼロの作者だかも言ってましたけど、やっぱ物語って苦難の道があるのも大事で。
だからこそなぜこうだったのかとか、こうしたら良かったのだろうか、って部分が産まれて、
それが次に繋がっていくって部分ってのが多少なりともあるわけですね。
でもこれはない、まあ一般的ななろうはこんな感じなのかもしれませんが。
困りそうならそれに対応した役者(職業)の人が勝手に出てくるイメージ。
Sランク冒険者だったり、聖女だったり、勇者だったり、魔王だったり。
それぞれなんとなーく大雑把に問題(現状に)はあるんですけど…。
なんかこう上辺だけ浚ってるので、あんまり深みがないんですよね。
それぞれが持ってる理由自体はそんなに悪い理由ではないと思うんですけど。
Sランク冒険者はSランクになった途端、ルールで雁字搦めでやる気がなくなった、とか。
でも別にそれ、Sランクの能力あるならギルドだかに所属しなくてもやっていけるでしょ。
魔王と戦えるぐらいの人がギルドからないがしろにされるわけねーじゃんっていう。
なのでもう少しその辺に理由付けとか、深みとかがあれば…とは思うんですが。
いかんせん、領民募集してるからギルドめんどくせーし来たわ! ぐらいなので…。
それともう一つ。
主人公が領地をどうにかしなきゃいけなくなったって部分ですけど…。
なんか魔物や魔族が攻めてきて、両親(領主)が食い止めて戦って死んだ。
って感じで、残された主人公がどうにかしなきゃーって雰囲気なんですが、
その時点で領民全て両親のおかげで他領なりに避難できてるんですよね。
で、主人公は主人公でぶっちゃけ別に転生なのでその領地に思い入れがなさそうで。
領地にとどまる、復興させる理由が「なんかやらないと反逆罪になるかもしれないから」と。
うーん…いや、領民0になって復興ってそれ国がやらんといかんのじゃないですかね。
もしくはもうダメならダメで…少なくともなんの能力も実績もない子供にそれを押し付けるか。
って言うとなぁって感じだし、そもそも仕える国や王に何一つ意見を陳情してないし。
勝手に反逆罪になるかもって思って一人でどうにかしよう、ってのが考えとしてどうなのかなと。
まあ、国王は国王でクソ無能っぽいのであれですけど、この国滅んだほうが良くね感。
と言う訳で2巻まで買いはしたもののなーって感じでした。
面白い面白くないで言うと確実に面白くない。
途中から主人公特に自分から意見出してないし。
大賢者なる人物がなんとなく誘導して勝手にやってるだけで…。
なのでそれもく含めてあんまマイクラ的な面白さもねーなーって感じでした。
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