WHITE ALBUM2 -closing chapter- その4。

思ったより全貌が見えてこない…。
いや、なんか中心の話の軸は判るんだけど、そこまで辿り着かないというか。
とりあえずはそれで良いのかなー、難しい気はする。
まあ、後編から攻略人数増えてるから、ってのもあるのか。

というわけでデジタルノベル終わった後本編再開したけど。
なんていうか、これはICをやってるとCCからのキャラからクリアする。
ってのが色んな意味でしんどいなぁ…って言う感じになっちゃうね。
ICから出てたならともかく、CCからのキャラが3人も居るわけだし。
そのルートを先にやろうと決める、って要するにかずさと雪菜を振り切る。
ってことでもあるわけだから（どういう形にせよね）その辺が心苦しい。
その辺をどう上手く描くのかが今後の楽しみでもあるけれど。
逆にこういう展開が苦手な俺は中々読み進められないんだよなぁ。

で、多分個別ルートの入り口まで来たかな？　って感じだと思う。
実際の所ここからどういう風に持っていくのかがまだ判らないし、
個別ルートでCCからのキャラをどう扱っていくのかも判らないけど。
少なくとも絶対的な波乱が2～3待ち構えてるよなーってのは感じる。
まあ、それも当たり前の話といわれればその通りなんだけど…。
それがみたいような、みたくないような…そんな感じだなーと。

というか相変わらず武也と依緒が良い奴なだけに考える所があるよなー。
武也や依緒が考えてる事ってのは全編通して凄く良く伝わってくるし。
勿論それが春希にとっての最良なのかどうかという事は別としてね。
いわゆる良い”親友”としての気遣い、心遣い…それらが凄く良く判る。
でも逆に、だからといってその道へと進むしかないのか。
って言う部分についてが、要するに今読んでる部分なんじゃないかと思う。

誰しもそれで良いのなら、そのままで良いんだろうけど。
こと春希はそうは思えない、そう思っちゃいけない理由もあるから。
そこが解消されない限り、やっぱ武也と依緒の願いが成就する…。
って事もないだろうな、ってのが読んでて良く判ってしまうというか。
まあ、この辺は非常に人間的な話になってしまうんじゃないかと思うけど、
要するに春希が忘れられない部分ってのを抱えてる以上、
武也が、依緒がどう動いてもどうしようもないんじゃないんだろうか…。
と言うのも良く判る進み方だなーと、そんな感じなんだよな。

後ほんとに、雪菜との会話が読んでて辛い。
春希がそうやって、自分の中にかずさを封印して接するのも、
雪菜がそれでも良いと思いながら、そうは出来ないのも見てて辛い。
まあ…これが要するに武也と依緒が感じてる感情なんだろうけど。
だからこそ、あの二人は近い方の二人をどうにかするように動いてて、
でもそれは結局、春希にとっても、雪菜にとっても、とても難しいことで。
結局は、二人だけで解決する問題じゃないだろうな、という所に落ち着くというか。

まーこれほんと、割り切らないと読み進めるのが辛い！
良い意味で本当に読むのがしんどい、そんな文章が凄く多いわ！
良くこういった物語をどろどろした、って表現することはあるけど。
なんかこのWA2の場合、さらさらしてるけどどろどろしてる感じなんだよな…。
すげー判りにくい表現で申し訳ないけど、さらさらしてるけどどろどろしてる。
多分その原因と言うか根本は、いまだかずさが出てこない所にあるんじゃ…。
って思うけど、今の段階だと本当の意味でどうする事も出来ないんだよな。
って言うのがこう、今の所の感想かな…うーむ。

どうか個別終わって雪菜ルートに入ったらハッピーでありますように…。
って思いながら読んでるけど、正直ハッピーな展開が想像出来ないわ…。
まあ、落とし所というか雪菜にとっての幸せってのは判るんだけど。
結局やっぱそれが一番難しいんだろうなぁ…というのも判ると言うか。
なんにせよ、かずさが出てこない以上今の所の進展は無い事を祈りたい。
どろどろするにせよ、さらさらするにせよ、やはり三人が居ないと、
本当の意味で始まらない…というのはやっぱり読んでて思うな。