・ささみさん＠がんばらない 著：日日日
と言う訳で先日買った、ささみさん＠がんばらない。
どうやらAmazonで見る限り、次の巻…というか続きがあるらしい。
本屋で見た時は1巻しかなかったから単巻モノかと思ったけど。
うーん…まあ、ぼちぼち続き見かけたら買おうかな。
とりあえず読み始めた印象としては、非常に読み難い…。
って事かな…主にその原因は人称がころころ変化するからだけど。
なんだろう、段落ごとに変わるぐらいなら大した事ないと思うけど、
段落内でもころころ主観が変化してるから読み難かった。
まあ、後書き読む限り、意図的なのでなるほど、って感じですが。
うーん、まあこれもある種セカイ系になるのかなー。
別段世界を救うとか、そういう物語では決してないけど。
でも月臣兄妹、邪神姉妹の設定関係はある意味セカイ系だよなー。
救うとかそういうのではないけど、存在自体がセカイ系、みたいな。
でも話的にはささみの周囲でのドタバタコメディ的要素が強いから、
そういう雰囲気でもない…って感じに見えるというか。
ってかでもキャラ萌え押しのみの作品かと思ってたからなぁ…。
意外と全体的に設定周りがしっかりしてるのは良かったですよ。
話的には三つあって、一つ目と二つ目は独立した話。
最後のエピソードは本筋が進んだ、って感じでした。
個人的には二つ目のヤマタノオロチの話が好きかなー。
もの凄くギャグ要素が強いんだけど、オチが嫌いじゃなかったし。
割と途中のドタバタコメディもテンポが良くて良かったしね。
何より最後のストーリーのある種伏線になってるのも良い感じ。
ただま、キャラが大分あざといのは目を瞑らないとダメかもね。
ラノベらしいキャラというか…うーん、まあ最近の作品だと仕方ないか。
特にたまとか…と思ってたらきちんとその理由も合って驚いたけど。
適当に読者ウケ狙ったキャラ作ってるのかよ！ とか思っててすいません。
いや、勿論そういう狙いって言うのもあるから目を瞑る所もあるんですが。
後はオマージュ？ パロ？ がいくらかあったと思うけど、
そっちの作品読んでないとおぼろげにしか意味判らないかもな上に、
俺とかハルヒ読んでないから完全にネタバレされた気分だったよｗ
別にネタバレされても楽しめるタイプだから気にはしないんだけどさ。
一応、もう既知の作品とはいえ、他の作品で根幹をバラすのは…。
と思うけど、まあ結局の所有名な作品なら、って部分もあるのかな。
逆にあのシーンで、ネタの防衛線張ってるフシもないではないけど。
あ、まあキャラ設定あざといんですけど、たまは可愛いという事で。
うーん…言葉遣いも含めてあざとすぎてうわぁーってなるんだけど。
なるんだけどなぁ、やっぱり可愛いものは可愛いって事でｗ
後結構1巻目だけでも綺麗に締めくくられてて良かったですよ。
締めくくられてるのに、続きも期待できる綺麗な終わり方というか。
ま、凄いテンポで読める作品だったってのは間違いないし、
そのテンポで読んでても面白かったので、次の巻も期待してます。
