ちょっと前に買ったなろう達。

2月半ばぐらいに買ったなろう。
ぼちぼち読んだのでざっと感想でも。
続き買うかどうかまではちょっと今の所保留。
と言うより、最近ちょいちょい買うなろう続き出てないの多分結構あるし…。

・解雇された暗黒兵士（30代）のスローなセカンドライフ

多分満喫でコミカライズされたほう読んだ様な気がする。
ただ、この手のやつも似たようなのがいくつかある気がするので同じかは…。
とりあえず魔王軍の補佐役してたらしい兵士が、四天王の新規就任に伴って、
お前もういらねーわされるタイプ（まあ追放系なのかな）のなろう。
相変わらず追放する側が、追放した奴の能力をなんも理解してないのが謎。
だってさー四天王って、そんなん思慮深さとかないと就任出来んやろー。
って思うのに、あんまりそう言う部分は大体考えられてないんですよね。
まあ、この作品の場合だと、それを促したのが世襲制で四天王についたやつなので、
先代がこいつ（追放された主人公のことね）を大事にしろっていってるのを無視した。
って言う設定があるだけまだマシかなって思いますけど。

スローなセカンドライフ…ってついてますけど、まああんまりスローな感じでもなかったです。
畑耕してーとか、そう言う感じでなくて、主人公を追放した魔王軍がなんか内側から崩壊。
四天王がどんどん（色んな意味で）内部からも追い詰められていくのをザマァする感じ。
主人公は自分のことをあんまり自己評価してなくて、魔王軍離れても実はめっちゃ優秀！
って感じで、魔王軍の現行のいろんな負債を、色々潰していく感じのスローライフ。

とりあえず追放された主人公が魔王軍で仲良かったやつとか。
後は魔王軍での育ての親とか、魔王軍を離れてから交流していく感じ。
基本的に主人公が、追放してきた四天王をザマァする感じではなくて、
なんだろう自動的に（勝手に）ザマァされていくのを眺めるって感じの作品でした。

・鑑定魔法でアイテムせどり アラサー、ほりだしアイテムで奮闘中

鑑定スキルしかもってない主人公が、露店に並べられた数々のレアアイテムを安価で買って、
それを然るべき所に流して（せどりってやつ）お金を稼いで云々って言う感じの作品。
なんかポコポコレアアイテムが、ソレこそスラムの露店に都合よく並べられてる感じかな…。
HUNTERのヨークシンののみの市を思い出してもらえれば大体判るかなと。
木造蔵みたいなのも普通に出てくるので。

多分作者はFGOのマシュみたいなキャラが好きなんじゃないかなぁ…ってのと、
奴隷をなんとかしたいみたいな空気を出すのに、奴隷落ちしたちょっと迷惑な女の子を、
自分の意志で助けないあたりなんかちょっと矛盾してんなーって気はしなくもなかったです。
いや、迷惑かけられたからって言われりゃまあそうなんですけど。
奴隷があるタイプの作品は、奴隷制度を…とか言い出すと大体うーんってなるので。
個人的にはもうそう言うものだと主人公が割り切ってる方が好きです。

・ドラグーン ～竜騎士への道～

貴族のクソみたいなボンボンが、はじめて見た竜騎士に憧れるんだけど、
竜騎士（制度みたいなもん）になるには品行方正でないとダメって言われて心を入れ替える感じのやつ。
元々使用人や回りの人間に当たり散らすタイプ（誰も止めないんだからそう言う子供になるよなって思うけど）。
だんだんと疎まれてることに気づくけど、今更変えられないし…ってなってた所に、
竜騎士を見てなりたい！　品行方正にならなきゃ！　って感じで変わっていくのは良かった。
ただし変わった後の主人公がストイックすぎる＆どう見てもサガラソースケ。

ちなみに主人公以外の男キャラが割と良かったです。
転生者でゲーム（の世界って設定の転生）でハーレム作ろうとしてるバカ。
脳みそまで筋肉で出来てるみたいなタイプの主人公と同じ三大公爵家の子息。
逆に魔法にしか興味がない常に嫌味を言うような冷たい、こちらも三大公爵家の子息。
そんな四人が同じ学校で、いろんなトラブルやケンカをしながら認めあっていく的な。
なんか少年漫画らしい所もあって割と悪くない作品でした。

・勇者パーティを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい

追放系だけど、わざと追放されるように立ち回ってた系のなろう。
その追放されるように立ち回ってた部分には明確に理由があったんですけど、
何ていうのかなそうしなきゃいけない根本的な理由に納得出来る肉付けが今一…。

全体的にヤレヤレ系なので個人的には微妙。
アラサーオッサンがヤレヤレ系なのもあんまり好きじゃないですけど。
これはそれに輪をかけて本当は俺つえーんだよね、みたいなのがすげー出るので。
その辺りに耐えられる人じゃないとちょっと無理かなという気がしますね。