ギルティクラウン 第12話。

phase 12 – 再誕:the lost christmas

涯さーん! ってこれ集は完全に記憶なくしてた感じかー。
涯が集の楯になって、集を守る事で、集が過去の記憶を思い出してたけど。
そういえば集って何で過去の記憶なくなってるんだっけ…描写されてたっけ?
今思えばなんか空気が読めないとか、そういうのが伏線だった気がするけど。
あまり誰もそれ(記憶喪失)に言及してなかった様な気がするんだよな…。
家で母親とのシーンとかに、一言でもそういう部分に言及してれば、
こういう風な過去の記憶を取り戻すシーンってのは王道な気がするけど。
つーかあそこの地域が全部ヴォイドて、どんな設定だよ…。

しかしぽっと出の眉毛の強さがインフレしてるなーこれ。
逆に言うと集がヴォイドの力を全く基本しか理解してないだけかもしれないけど。
なんかそれも結局周り(涯や春夏やクロス)が隠蔽してたせいもあるのか。
この辺のぽっと出のキャラの強さってギアスのVVみたいな雰囲気を感じる。
いかにも何でも知ってます然と言うか…いやまあ上手く使ってくれれば良いけど。

で、ついに過去の記憶を全部取り戻す集だけど。
何でこれを一切合切忘れてたんだろうwww って言う内容だったな。
いのりに似た集の姉である真名、その真名がトリトンと呼んだ少年(涯)。
その少年を助けて、一緒にすごした日々…忘れようと思っても忘れられなくない?
って思ったけど、良く考えたらヴォイドの力とかなんか色々あるのか…。
その辺は割りとどうとでもなるといえばどうとでもなるのか…。

つーか要するにこれ、真名がメンヘラキャラって事か?
最初にアポカリプスウィルスに感染して気が狂ったとも言えるけど。
自分が助からない事を知ってしまったから集を独占しようとしたって感じ?
まあ…でも血の繋がった姉弟だとしたらその時点でおかしい気がするけど。
そもそも真名がなんで集を求めたのかが判らないからなんとも言えないなー。
自分のもの、つまり涯は最初から独占してるからそれに値しない。
って事なんだろうか…だから自分のものではない集を求めた、とか?

で、涯は一緒に生活してて真名がおかしい…まあウィルスも有るんだろうけど。
そういうことに気づいて、あの教会で集にソレを伝えようとしたって事か。
でもそれよりも先に真名が来てしまって、そこに集も来て…。
結果として真名が暴走して、自分自身を破壊してしまったのか。
それでロストクリスマスが起こって、涯は集に強くなると伝えて去って、
その後で葬儀社を作り出した…って言う流れって事かなー。

いや、まあこれ流れを整理すればなんとなく見えてくるけど。
でもこれ今まで(つまり過去の記憶がないままの集と涯)の話だと、
全然筋が見えてこなくてもおかしくないんじゃないかって思うなー。
まず真名がなんなのかが判らなかったし、そもそもそれが一番のキーで。
いのりはこれを考えると、ほとんど関係性がないキャラクターにも見える。
あくまで代用品…みたいな存在として今そこに居るだけだったのと、
茎道が真名をコントロールする為に必要だったというだけの話で…。
過去のロストクリスマス、集と涯がこうなってしまったその道筋。
それはもう作中でほとんど語られなかった事ばっかり関係してるわけで。

でもなんか色々と面白いシーン、良いシーンは結構あった気がする、この12話。
涯が集に、自分がどうしてこうなったかと語る所とかなるほどな、って感じだった。
記憶の中の集が強くて、その頃の涯が弱かった理由も理解が出来る。
だからこそ涯は葬儀社と言うものを作って、集の性格を真似て強くなって。
でも本当は弱くて、ただ一人の女を愛する事しか出来ない不器用者で。
そんな涯とは対称的に、過去の記憶を封じ込めて弱くなってしまった集。
そういうのをここまで(12話前まで)で描いてきたってのは良く判ったよ。
惜しむらくは、それがもっとわかるストーリーならばもっと面白かっただろうな。
って事だけど…。

とりあえず、涯の恋はこれで終わったって事なのかなー。
あの世界で、真名に触れて、真名と通じ合って、消えていったっぽいし。
なんかもう諸々色々残したまま真名も涯も消えていくのかよ!
って言う感じはするけど…涯にしてみればそこまででオールOKなのか。
OKと言うよりは、子供の頃…助けられてからずっと好きだった少女に届いた。
それだけで満足の行く結果だった、という事なのかもしれないな。

逆に真名はそれで良いのか? って感じはするけど。
あれだけ執拗にあの時集を手に入れようとしてたのはなんだったんだろう。
まあ、子供の頃である事と、アポカリプスウィルスに感染して狂った(?)事。
それらを含めると、集を求めた事自体が既に異常だっただけかもしれないけど。
でも結局、真名がこの結果でよかったのかどうかという部分。
って言うのは語られてない気がするよね、これ。
ああでも、最後の一言と表情を見れば解決するのか。
本当の意味で自分を好いてくれてた人はこの人だったのか。
と言う事を理解した一言と表情に見えた気がするし。

なんか整理すると面白い要素が結構ある気はする作品だなー。
惜しむらくはそういう部分をもっと前面に出して良かった気がするって事だけど。
とりあえずこれで1部(涯と真名と集の過去)が終わった、って感じではあるよね。
ここからは集が、いのりとともに作っていく物語…って感じになるんだろうか。
なんていうか1部(仮称)は涯と言う人物を主軸とした方がしっくり来る。
実際にそういう風に全体を俯瞰してみるとしっくり来る感じはするね。

でも茎道や眉毛と、それ以外の部分は解決してないから。
やっぱりそういう部分を描いていくのが今後の後半になるんだろうな。
これで集の性格が変わるのかどうか、って言うのは判らないけど…。
真名を失った事で茎道がどう出るのか、ってのも気になる部分だし、
眉毛は何を考えて動いてるのかってのも気になる部分ではある。
と言うか嘘界の側に居た春夏は大丈夫なんだろうか。

と言う事で、物語で一番大事なキャラクター二人が消えたけど。
まあ、あくまでこの二人は”過去”を担ってたって言う感じではあるからね。
逆に集はこれから、つまり”未来”を担っていく感じになるんだろうか。
その側には真名に似た少女、いのりが居る…みたいな。
つくづく魅せ方(過程と言うのか)が勿体無い作品だなぁ…。
と言うのが、12話までみた正直な感想でした、はい。

カテゴリー: アニメ系 タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.