とりあえず終わった。
うーん…まあ、なんていうかうーん。
やっぱ全体的に色々悪くはないと思うけどなぁ…。
悪くはないけど、やっぱライターの力不足な感じがする…。
というわけで、とりあえずゆいEND。
と言うかゆいENDではあるけどゆいENDではないような?
あんまりゆいがどうこう、って言うエンディングじゃなかった気がするね。
どちらかと言えば愛理か…まあ、BADEND扱いっぽい雰囲気は感じる。
STARTのホワイトボードの増えた項目に、地味にBADってあったような。
まあ…それからも判るように、実際の所BADENDルートで良いと思う。
奏がゆいを好きになって、でも佳織を助けられなかった世界と言うか。
しかもその原因は奏がゆいを生み出す事が出来なくなったからで、
それを直接止めたのが愛理…って言う微妙にどうしようもないルート。
でも、この場合あんまり愛理を責める事も出来ない部分はあって、
ある種彼女がそれでいいのなら…とは認めてしまう部分もある。
だって愛理は14年前からずっと奏を想ってるんだから。
んで2022年時の状況が大分変化してたのがこのルートかな。
特に大きいのは、愛理が強制的にゆいの存在を消去した事か。
奏が佳織を助けたいと願う限り、ゆいという存在は生まれるわけで、
逆に言えば奏が諦めてしまえば…って言うのがこのENDの本筋か…。
だからやっぱり、佳織の事を愛理、凪沙(後ケニーもか)が諦める。
って言う時点で、このエンディングはBADにしか成り得ないよね。
ただ、上でも書いたけど、14年…それ以上、奏を想い続けてきた。
そんな愛理にとっては必ずしも、BADではない…って感じ。
でも結局、シナリオ的には何も解決はしてなくて。
ここから更に、別の平行線へと…って感じになるわけですかね。
ただ、このゆいルートの場合、奏は佳織もゆいも大事なわけで、
でも佳織が助かる未来には、ゆいってのは存在しえない。
何故なら、佳織が事故にあわないイコールゆいを作る未来はない。
ゆいを作る未来がなければ、ゆいが過去に送られる事もない。
でも、このルートの時点では奏はゆいの事を愛してるわけで…。
その辺をどうするんだよ、ってのが現状の一番の疑問点ですかね。
実際の所、それが(現段階の推測で)成し得るには、
第一に佳織が本筋通り、事故に会い植物人間になる事。
第二に奏、愛理、凪沙が努力して、それぞれ科学者になる事。
第三に技術を持った二人(ないし三人)が、ゆいを生み出す事。
第四に精神移植、という技術を持ってして佳織を救おうとする事。
第五に精神移植が失敗し、ゆいという別個の自我を持った人間が生まれる事。
それから第六に、ゆいを過去に送らなくても、佳織を救い出せる事…。
つまりこの内第五まではクリアしてるわけですよね。
もしもこの、佳織とゆいを同時に、という条件を当てはめるなら、
やはり第六のゆいを過去に送らなくても佳織を救う技術が確立する…。
と言う、今までのループはなんだったんだよ的なシナリオしかなくて。
確かにそれはハッピーエンドなんだろうけど、なんか違う気もするよね。
勿論、これまでループを繰り返した、その因果を弄った結果が、
ゆいを生み出しかつ、佳織を蘇生させるに至るのかもしれませんが。
それならそれをもっときちんと描かないと、それに至っちゃいけないよね。
それともう一つは、奏の感情はどこをベースにするのかが判らない。
文章で表しにくいけど、ループしてるとして奏の感情はどこがベース?
佳織が大事だ、と言う感情はループする以前からのものなわけだけど、
ゆいが大事だ、って言う感情はあくまでも4周目の話なんですよね。
勿論その間、つまり愛理が大事だ、凪沙先輩が大事だ…という感情。
この辺のループはさて、どう解決していくのかが判らない。
まあ、どのエンディングもAnother以外は結局ハッピーエンドではなかったから、
あくまでも佳織とゆいを軸に考えればいいのかも知れないけど。
というわけでこのENDは話がこんがらがるだけでした。
ゆいが可愛い、と言う事はまあ否定しませんけども…。
なんか逆に落とし所が見えてこなくなったようなイメージ。
ゆいが絡む事で、結局佳織を助けるだけじゃダメになってるし、
それをどう解決するのかってのが…まあ進めないとダメって事か。
うーん、ま、判ったような判らなかったような。
最後に愛理が、ゆいも存在する因果律を主とし始めた…。
みたいな事言ってたから、それが結論なんでしょうかね。
とりあえず次、ゆいTrue? をクリアしてみようと思いますが。
このゆいTrueは、あくまでもゆいのTrueルートっぽいので…。
全体的な解決には至らないルートではあるんじゃないかなーと。