バジリスク。

マンガのバジリスクね、甲賀忍法帖。
二日ぐらい前にちょっと出た時、時間潰さないといけなくなって。
近場の1スロの店入ったら、バジリスクが置いてあったから読んだ。
最近スロにもあるし、水樹のお方がお歌を歌っておられるので…。
前から名前は知ってたんだけど、どんなマンガか知らなかったし。
って事で読んだので、ちょろちょろっとした感想を適当に雑記風に。

いや、って言うかぶっちゃけもっと何ていうか潔い対決マンガだと思ってた。
スロの知識でアレなんだけど、ART継続の時に10vs10みたいなのやってるし。
指名されたもののふ(この場合忍者が)同士が、なんか競って順番に戦う。
みたいな良くありがちな、少年漫画っぽい展開だと勝手に思ってたのに…。
全然違うじゃん…なんか対決の日の前にすげー死んでるで、両サイド…。
って言う、なんともえげつないそして救いようの無いマンガだったって言う。

しかも誰一人として報われないのがヤバい。
まあ、そもそも伊賀と甲賀、それぞれの流派のトップの孫同士が好きあってる。
なのに伊賀と甲賀で流派(かどうかあれだけど)をかけて死合わせる…。
って言う時点で、もう何ていうかそう言う鬱エンド確定してるようなもんなんですが。
ワンチャン、俺たちは愛に生きる! みたいな展開もあるのかなー…と。
そんな甘っちょろい事考えて読んでた俺が悪かった…って感じだった。

だってなぁ、最後主だった忍者全部死ぬもんなー。
しかも大半がどうしようもない報われない、ゴミ溜めで死ぬような感覚で。
いや…まあ元々陰に生きるものだし、報われなくても仕方はないんだけど…。
ほんとものすごい勢いで両陣営死んで行っててえらい事になってたわ…。
一応最後まで、両陣営のトップの孫である二人は生き残りはしてたけど。
結局朧は弦之助をその手にかける事が出来なくて自害してしまうし、
そうなってしまった事を絶望して弦之助もまた自害してしまうし。
誰がこの展開で報われたんだよ! って言う、そんな話でした。

まあでも面白かったと言えば面白かったです。
正直、基本的にはもうどっちの視点で見てもなんとも言い表しにくいし。
当然だけどお互い、大儀や信念の元相手を殺しにかかってるわけでね…。
勿論その大儀や信念は一般的なものとは全く違うんだろうけど。
それでも、我が流派を守ろう、って言う部分は少なからずあった感じでね。
だから何ていうんだろう、どっちが良くてどっちが悪い、みたいなのがなくて。
そういう意味じゃ共倒れエンドは正しかったのかな、って言う気もするマンガ。

ただ、誰も報われないし鬱すぎてアニメ見るのは無理かも…。
それに加えて、まあある意味じゃゲスい奴も結構いるしなー。
キャラが立ってるけど、悪い意味で立ってるって部分も結構多かったし。
なんかアニメで喋ってるの見たくないなぁwww って言う気がするよね。

後どうでも良いけど忍術じゃないだろこれw
って言うか、なんか変態人間大集合、みたいになってたのはちょっと噴いた。
塩に触れると溶けるとか、淫情を催すと吐息が毒になるとか、風船みたいな奴とか。
それ忍術って言うかもう超特殊人間大集合だよね…みたいなね…。
まあ、それを総称してあの世界では忍術と呼ぶと捉えれば良いんだけど。

ま、中々面白かったです。
1~5巻できちんとしっかり終わってるって言うのもポイント高い。
ただ誰一人報われないし生き残らないので、至極不憫なマンガだなぁ。
と言う印象が残る、そんなマンガでした…。

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