ハツハナ。

ハツハナ 著:桐島ヨウ

ハツハナ (角川コミックス・エース 308-1)

角川コミックス・エースからハツハナ。
本屋で見つけて、表紙買いした漫画でした。
表紙買いして中身に満足すると凄く嬉しくなる。
そのせいで表紙買いがやめられないのである…。

基本的にはハーレム物、に該当するかなー。
まず黒髪袴姿の小槙、主人公の一成を好きな左京、
友人の妹の悠里…と、3者3様に可愛い子が周りに居る的な。
それだけ聴くとまあ、良くあるテンプレハーレムものかーって感じだけど。
この漫画はテンポも良く、キャラも良く、展開も良くて十分楽しめました。

突っ込みどころ…本当に小槙は記憶喪失してたの? とか。
そういう細かい所の疑問は解決してないままかなーと思ったけど。
実際の所、記憶なくしててもなくしてなくても、大差はない…。
大事なのは小槙が叶えたかった願いがきちんと叶った事。
その上、それ以上に叶えたい願いが生まれた事。
それが大事だったんじゃないかなーと思います。
でも最後のシーンがあるんだし、記憶はなくなってた。
として読むのが綺麗で良いんじゃないかなー、と。
流石に演技であの表情、ってのはやっぱりないと思うしね。

後単巻もので、しかもキャラクターがそこそこ多いのに、
日常もギャグもきちんとやって印象に残るのは凄いと思う。
ヒロイン一人一人、脇役の友人等まできっちり描いてるというか。
小槙は小柄で可愛い所が、左京はちょっと変な所が、悠里はクールな所が。
それぞれ、きちんと可愛く、それで居てクドくならないレベルで描かれてて。
そのせいか、正直単巻にしておくのは勿体無いんじゃないのかなー。
とすら思うし、このまままた小槙と一緒に暮らしながら、
他の二人や友人たち、先輩とドタバタラブコメを繰り広げてるのを見たい。
と、素直に思える作品だったんじゃないかなー。

それと展開構成、オチも優秀。
なんだよ、そういうオチかよー! って思わせるような。
そういうオチに仕立て上げてるのもポイントが高いかなーと。
なんていうかそういう所も含めて読みやすい漫画で、かなりお勧め。
正直表紙買いしたのに、2巻出してよ! って思える漫画だった。
っていう…非常に単巻なのが惜しまれる漫画です。

って言うか小槙可愛いよね。
黒髪袴で小柄…まあぶっちゃけ単純にロリぃんだけど。
なんだろう、笑ってる所も遠慮してる所もどれもこれも可愛い。
こういう子を国宝にすべきだよ! って言う感じの女の子。
左京は左京で変な所はあるけど、それを含めて可愛いし。
積極的なのか、そうでもないのか判らない所が良いよね。
3人のヒロインの中じゃ一番ギャグよりではあったけど…。
その分、印象に強く残るキャラクターだったんじゃないかなー。
悠里はそもそも初っ端のあの出会い方から怒る所までが最強すぎ。
本当は構ってもらいたいのに、って言う所が可愛い…。
良く考えたら3人とも嫁にしたいレベルだった。

というわけで、個人的にかなりお勧めな漫画です。
まあ…勿論ハーレム物がダメな人には勧められませんけど。
単純にこの手の漫画を偏見無く読める人になら、ぜひ。
絵も綺麗なので、その辺も安心して読めるんじゃないかな。
ぜひ続きが読みたいけど…人気出なかったんだろうか、本誌で。
どちらかと言えば打ち切り、というような作品ではなさそうだけどね。
どうせならこういう面白い作品を頑張って欲しいものだけど。

カテゴリー: 感想, 漫画系 タグ: , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.