・山田君と7人の魔女（2） 著：吉河美希
山田くんと7人の魔女、2巻目。
申し訳ないけど今まで山田タイトル”君”だと思ってたわ…ひらがなだった。
2巻目の表紙は宮村…っておい山田はどうしたんだよ！ って感じだけど。
男キャラの中でも大分定着するキャラだからって意味で宮村なのかな。
1巻に比べると見た目（女の子成分的な意味で）は…。
2巻目は伊藤雅の話からスタート。
割とこの辺はベタ（良くありがち）な展開の話かなーって感じでした。
人気が欲しいから騙される…まあありがちな（漫画の中の）展開って感じで。
ただまあ、流石に超能力だのオカルトだのってのに騙されるのかよ！
って感じはしますが、それだけインパクトが欲しかったって事なんですかね。
若干この辺、To Heart2の黄色もとい笹森っぽい雰囲気がありましたね。
いや、どっちもなんかこうオカルトで色々人の興味を引こう的な意味で。
まあでも、後味の悪くない進め方なのは良かったです。
雅は魔女じゃないけど、何ていうかメインキャラクターの一人になるので。
この辺のストーリー展開でキャラが立ったのが良かったのはあるのかなー。
まあ、この件以降の雅は随分とそれまでの印象と変わっちゃいますけどね。
なんかここまでだとオカルト？ 超能力？ なんか電波っぽい？
って感じですが、ぶっちゃけこっからは割と普通の女の子って感じで。
まあ、魔女がどうとか言ってる時点で普通じゃないのかもしれませんが。
ちなみにその次のうららの風邪引きエピソードは結構好きです。
と言うか、他のキャラクターが絡まずにうららと山田だけで展開するエピソード？
まあ…1・2巻だとそこまでそういったエピソードが多いわけじゃないんですけど。
何ていうかそういうエピソードはこの漫画だと中々良い事が多いと言うか。
単純に素直になれないうららと、なぜか核心を突いちゃう山田のコンビがね。
中々良い感じに（恋愛に発展するのかはともかくとして）なってる事が多くて。
特にうららの方が恋愛に疎い、でも山田の言葉でってのが良いなーって感じ。
今回の看病で、ベッドで寝てるうららの最後の嬉しそうな表情。
この2巻ではここが一番うららが可愛くて良かったんじゃないかなーと思いますよ！
まあ、照れてる山田との対比があるから良いのかもしれないんですけどｗ
山田も割とこういう恥ずかしいセリフを恥ずかしそうに言っちゃうからね…。
それが良い雰囲気に繋がってンのかなって言う。
その後は弓道部話になりますが。
この辺りから会長の怪しさが爆発してくるのが面白い。
ただ、現状じゃ会長が何を考えてるのかってのがさっぱりで。
そもそも魔女に関する部分に、会長が関わってるのかも判らないので。
今の所は意識しても仕方ないのかなって言う展開でしたけどね。
少なくとも魔女がどうとかこうとかは知ってるんだと思いますが。
でも多分自分からそれを山田や宮村に情報として与える雰囲気はないですね。
ああ、話変わりましたが。
実はこの弓道部の君島（名前わからないけど）さんが結構可愛い。
髪型がちょっと変だけど、なんかこう性格が一途っぽいのが良いな、と。
単に武道家のソレ、って言うだけかもしれないんですけど…まあ可愛いし！
個人的にはこの漫画の中でうららについで2番目に可愛いなーと思ってるんですが。
ぶっちゃけここ以降出番がなさそうなのがちょっと勿体無いかなと…。
魔女じゃないと、雅みたいなキャラでもない限りモブになっちゃうのかなぁ。
後は生徒会の小田切が出てきて。
山田達とは違う部分で色々画策してる事が仄めかされたり、ですかね。
この辺はとりあえず、って感じで見ておくしかない流れではあるんですが。
小田切って言うキャラクターと、生徒会って言う組織があれこれ別で動いてて。
そういう雰囲気があるって言う事がとりあえず判ればって感じでした。
んで最後は3巻に向けて修学旅行。
これ、お風呂とかさり気に山田は役得過ぎてヤバいんじゃないの？
自分の姿（って言うかうららの裸）もだけど、同級生の裸見放題なわけで。
うららもうららでそれを許してしまってるのはどうなん！ って感じだけど…。
元々あんまりそういう部分に頓着しないってのがうららのキャラだしｗｗｗ
でもなんていうかうらやまけしからんって感じの修学旅行でした。
でも本当に良かったのはその後の山田が強制的にうららと交代する所だけど！
風邪の所のエピソードと同じで山田がうららを気遣うシーンはなんか良いね。
うららもなんかそれを嬉しそうにしてるのがきゅんきゅんって感じ。
こういうエピソードを書くのはこの作者上手いなーって良く思う。
マンネリにならない程度に、こういう雰囲気続けてくれると良いなぁと思いつつ。
まあ、魔女の関係は今の所あんまり意識しても仕方ないかなって展開の2巻でした。
