BTOOOM!

マッドハウス制作の、同名原作のアニメで全13話。

冬のアニメで一番最初に見終わったかな?
同名の原作自体はずっと前に買おうかな、と思った事があったんだけどね。
どうしようかな、と思ってる間に時が過ぎていつの間にかアニメ化に…。
本来は原作から! が信条ではあるけど、もう最近はアニメ見て原作読んで。
それで良いじゃない! と言う方向にシフトして来たのでアニメ見る事に…。
いや、でもアニメって割と時期逃すとそのまま見ないで終わるからね。

と言う訳でBTOOOM全13話。
ま、最初に言える事はとりあえず完結はしてない作品だという事ですかね。
ここ最近のアニメ(原作付き)だと多いんですが、えらく中途半端な所で終了。
ぶっちゃけ最初から1期完とかつけてくれた方が良くないかなぁ? って感じですね。
勿論色んな事情(製作資金とか?)があるのかもしれないんですけども…。
資金難に陥って中途半端な所で終わるぐらいなら作らなくても良いよ!
って思っちゃう俺はA型気質なんだろうか…。

全体的な設定として最初に思い出したのはバトルロワイヤル、ですかね。
理不尽に集められた人たちが、孤島からの脱出を願って戦いあうと言うか。
ありがちな設定といえば設定ですが、まあ根本の理由はだいぶ違った感じかな?
でも主催者(今回はゲーム会社?)が、参加(強制だけど)した人間の行動を観察する。
と言う意味では理由もなにも同じと言えば同じか。
その観察したものをどう活かすのかは違いそうだけど。

後強いて違和感があったかな、と思うところ…。
ってか見てた人全員が思ってる事だろうけど、坂本さん(主人公ね)が強すぎるよねw
勿論こういう主人公ありきの作品に、そういう部分って言うのはあっても良いんだけど…。
坂本さんがそもそも島に強制された理由が、ニートでゲームばっかしてるから。
ってのが…いやそれニートでゲームばっかしてたらゲームは強いのは判るけど!
それをリアルでやって、あんなにバキバキ行動出来るか? って考えると…。
正直無理だよね、いや別に行動自体にリアリティがある必要はないんだけど。

ともかく、主人公が島で急に殺人鬼とタメはれるレベルに体力がある。
って言うのが見てて一番違和感があったかなと言う…どうでも良い部分ではあるんだけど。
まあ、かと言って全体的にヘタレで動けなくて愚図愚図でも見ててイラつくけど…。
その辺は難しいと言えば難しいけど、バランスなのかもしれないな、と。
確かに頭脳戦と言うか、駆け引きの上手さで立ち回る部分は良かったと思うけど。
そこに始終してなくて、体力ありきだった部分があったのが勿体無かったかな、と。
どうせなら最後まで頭だけで戦い抜くような、ゲーム脳で進めても良かったのかなとね。

でも主人公の坂本は、最初はともかく途中からは割と嫌いじゃないかな。
作中でも言われてる様に甘チャンではあるけど…それは人間性と言うか。
そういうシチュエーションでも、って言う部分を描くのには丁度良かったし。
ぶっちゃけ最初からゲームだからァ! でブチ切れてるみゆきち少年ボーイ。
ああいうキャラクターよりは、坂本の方が葛藤してたり人間的な部分が良いかな。
そういう所が無ければ結局、ヒロインであるひみことのシチュエーションもないわけで。
そう考えたらこういう性格なんだから仕方ないよね、で済ませるのが一番。

で、まあ本来であれば島を脱出する、もしくは何かしら解決を見出す。
そこまでシナリオ的に進んで行くのが妥当と言うか、当たり前だったんでしょうが。
13話…と言う事もあって、結局島を脱出する所までは描かれてませんでした。
うーん、まあ適当な見立てですが、全体の半分手前ぐらいのイメージなのかな?
島でBTOOOMと言う同名ゲームなリアルバトルに巻き込まれてしまった事。
それに対してやっと折り合いをつけて、島でやっていく事って言うのを決意して。
その結果としてひみこと言う、ゲーム内嫁を偶然ながらリアルでも守る事になって…。
そこで終わりだったから、本来的な意味では全く解決して無いですよね、これ。
いや、まあひみことの関係と言うか、13話の最後良かったと思いますけどね。

要するに尺足りてなかったって事だと思いますよ。
実際の所例えばもし13話以降の話を13話内で詰め込む、ってのは無理だろうし。
そう考えると貰えた枠がと言うか、話数が足りてなかったんだろうな、とね。
個人的にはそのまま26話2クールで最後まで突っ走った方が良かったのでは?
そうあるべき作品だったんじゃないかと思うんですけどね…。
色んな意味でちょっと勿体無いのでは、と言う。

まあ、後やっぱ言ってもこっからが一番気になると言うか。
ひみことやっと心を通じ合わせて、島でのゲームの理不尽さも乗り越えて。
開催側とのやりとりや、最後に出てきた幼馴染(だっけ)との戦いとか…。
他にも例の感情がおかしいみゆきち少年ボーイとか、その辺の展開とか。
全く描かれてないけど、正直な所そういう部分の方が見たいよね、これ。
勿論その一つにひみことの関係があったのも否定は出来ないんだけど。

と言う訳で2期待ち(あるかどうか判らんけど)ですかね。
最後の最後、高橋名人の雰囲気を見る限りゲームがここで終わるわけでは無さそうだし。
やっぱ出来れば2クール目と言うか…続きをしっかりやって欲しい作品ですね。
どう決着をつけるのか、とにかくそれを楽しみにしておきたい、かな。

でもってキャストはまずまずでした。
坂本はこれで良いと思うけど、ひみこが若干違和感があったかなぁ。
ある程度話数が進むにつれてそこまでの違和感はなくなったけどね。
この辺は新しい目の人を大らかな気持ちで見守るのが良いと思いながら見る。
って言うのが良いと思うんですよね、三森さんは先まで頑張ってくれそうな方だし!
ちなみに三森さんの声質としてはゆるゆりの向日葵はハマってたと思いますけどね。

他はみゆきち含めて十分なキャスティングと言うか。
ぶっちゃけ高橋名人は何をやってるんだよ! と言うのが一番印象深いですね。
一応作品ないでは鷹嘴(だっけ)と名前を変えてありましたがー…。
どうみてもまんま高橋名人です、本当にありがとうございました状態。
でもゲーム会社の若干イカレたキャラを元ゲーム名人がやる。
って言うのは個人的には悪くなかったんじゃないかと思いますよw
まあ、若干声(キャスト)としてはアレな感じではあったんですが。

と言う訳で、全体的にそこまで悪い作品ではなかったですよ!
ただ、ゲームのルールやシステム、爆弾(ビム)の種類等判らないのもあるし。
のめり込んで見る為にはその辺が判り難かったのかな、とは思いますけどね。
でもなーその辺を長く描くと説明臭くてつまらなくなるし…これも難しい所だよね。
その辺はある程度で進めてて、まあきちんと見てれば理解出来る展開ではあったし。
そういう意味でもやっぱりそこまで悪い作品じゃなかったかな、って言う事でね。

なんにせよ2期(と言うか何でも良いから続き)待ちと言う事で。
ディスクが売れるかどうかは正直判らんけど、こんな所で止められてもなぁ!
と言う感じはあるので…その辺制作はもう少し考えて欲しいですよね、こういうの。
売れたら続き作ります、ってまあシステムとしては理解出来る部分はあるけどね。
それじゃ本当のファンは困るんじゃないだろうか…って言う所ですよね。
まあ、両者立たせるのは難しいと思いますが。

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