・JA～女子によるアグリカルチャー～（1） 著：鳴見なる＋唐花見コウ
絵が好みだったので、とりあえず買ってみたJA～女子によるアグリカルチャー～の1巻。
アグリカルチャーが何か判らないけど、表紙はまんま農業でしたね！
野菜が中々綺麗に描かれてるんじゃないですかね…つやっとしてて。
ああ…女の子はツインテの子、ひなげし（12）可愛いんじゃないかな…！
みたいな、そんな第1巻。
というわけで、1巻は都会の女の子（ひなげし12歳）の田舎暮らしのスタートから。
スタートと言っても既に開始時点で田舎に越して来てから大分経ってる。
って感じで、既に田舎の人たちとの関係性が築かれてる感じの所からで、
引越し云々や、田舎に引っ越すことがどう、みたいな部分はありません。
まあ、この漫画自体がそういう田舎で暮らす事の葛藤を描く！
みたいな作品ではなく、あくまでも農業（農作業）をやろう！
と、言う所が昇天になってるから当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。
なので最初から相手側の連れ子の3姉妹。
その3人との仲も良好…と、こうなんて言うかギスギスするような展開はなく、
ある意味ではそういう部分に全く安心感を抱ける内容になってると思いますｗ
ほら、こう田舎の人と接するに当たって色々疑心暗鬼的な…ね。
そういうのが描かれるとギスギスしそうだなーと思ってたんですけど。
そういう部分は1巻の時点でもまったくないので、安心して見られるかな、と。
とは言ってもまだまだひなげしが3人の性格を全て知っているわけではなく。
1巻ではそれぞれの姉、そして妹のりんごとのそういったエピソードも。
一番上の姉である社（15）は無口だけど頼れるお姉さんだって事とか、
もう一人の姉である繭（13）は料理上手だけど虫が嫌いだとか、
りんご（6）は小学生にしてはやたらと理屈っぽい奴だとか…。
まあある程度のキャラ紹介兼ねてのエピソードが多かったですが。
割とそれぞれのキャラが上手くハマってて良かったんじゃないかなと思います。
ちなみに割とまともなのは繭（次女）だけで、他二人は…って感じでしたが。
いやだって、朝からセーラー服で畑耕して悦に浸る女子高生とかいねぇよ！
いや、居ないからこそのキャラクターなんじゃないかとも思うんですが。
なんだこの変態は（震え声）みたいな雰囲気が醸し出されてますよねｗ
妹の方は妹の方で本当に6歳かよ（小並感）みたいな感じだし…。
繭以外まともじゃねぇよ！ と思っても致し方ないキャラ設定でした。
いやまあ、全く特徴がないよりはよっぽど良いと思いますけどｗ
ま、そんな中でひなげしが農業を始める漫画ですね。
基本の基本である土作りから始まって、畝を作って…。
その合間に姉妹との交流のエピソードが描かれつつ進んでいく。
そういうある意味では暖かい（のか？）漫画、ってイメージで読めます。
農業に関してはまあ若干オーバーに描かれてるような所もありそうですが、
土作りが大事だったりとか、なんか割ときちんとした農業風景かなとも思うので。
オーバーだけど道を外れないぐらいの感じで描かれていくと良いですね。
特に1巻だと一番最後のひなげしのエピソードが中々良い。
良いと言ってしまうには、本人の心情を考えるとあんまり良くはないんですけど…。
頑張って自分で作った畝が、植えた野菜が、大雨と自分の不備が原因でダメになる。
農業においては特に良くある事なだけに、描かれないと不自然な部分と言うか。
これこそが最初の洗礼と言うか…こういう経験をつんで理解をしていくのが重要。
と言うのが描かれてたんじゃないかと思います。
まあ、この大事に作ってきたものが、ってのは農業に限りませんが。
農業においてもやっぱり、愛着と言えば良いのか作ったものにわきますからね。
それは多分、経験してみないと判らない事だと思うので…。
こういう風に描かれてるのは何となく判ってるなーと思えます。
まあ、展開的にはベタなんですけど。
というわけで、まあまあ面白かったですよ。
面白いと言うか…なんだろうね、最近流行の色んな事と女の子のミックス！
って言う感じがする漫画ではありますが、そこまで鼻につく描写もなかったし。
それぞれが可愛く描かれてるのもあって、見やすい漫画だったかなーと。
ちなみにひなげし一択ですね！ 可愛い！ ひなげし可愛いよ！
いやだって…社はへんｔ…おっと耕されてしまう。
りんごはぶっちゃけロリすぎィ！ だから可愛いのベクトルが違うしー。
繭は普通だから嫌いじゃないけど、ちょっとおばちゃん（お母さん）っぽいよね。
というわけでひなげしが一番可愛いし、最後まできっと可愛いんだろうな！
と思える感じのキャラクターだったので、ひなげしをオススメしておきます。
