絶対可憐チルドレン 26。

・絶対可憐チルドレン(26) 著:椎名高志

絶対可憐チルドレン 26 (少年サンデーコミックス)

というわけで絶チル26巻。
基本的に限定版は買わない事が多いので通常版オンリー。
他の漫画も含めて限定版買い始めると、どうしようもなくなるので…。
特に今興味がなくて限定版スルーして、後でその漫画好きになったりとか。
そういう時どうしようもないので、出来る限り限定版はスルーしてます。

この巻はバベルの紅葉(空間固定能力の人)がメインの話。
まあ…オチはいつものギャグ、って感じがしないでもないんだけどw
色んな意味でパンドラ側のエスパーの良さも伝わるような展開かな。
結局パンドラ側、バベル側のエスパーは皆キャラが良いってのが判る。
勿論それだけで済ませるにはパンドラのエスパーはあれなんだろうけど。
平時においては、それほど違和感があるわけではない、って事かな。

結局紅葉も葉も澪も、誰に助けられたのか。
兵部だったのか、それとも皆本だったのか…違いはそれだけなんだよね。
でもその違いって言うのはやっぱり本人にしてみれば凄く大きくて。
それが良く現れてるのが、結局薫と澪…ってのはこれまででも良くあったけど。
結局は他のエスパー、紅葉や葉にしても同じって事なんだよなー。
ってのが判るエピソードが前半かなぁ。

ま、単純にバベルとパンドラが絡んでるのを面白く読む。
って感じで良いんじゃないかと思う、この回はストーリー本筋とは無関係なわけだし!
しかも意外と紅葉が良いキャラだ、と言う事が前よりも良く判る話だったし。
オチはオチで面白かったからそれで良いんじゃないかなw
出来れば何でそういう方向性の男性が好きになってしまったのか。
みたいな所も描いてあると良かったけど、そういうのはサプリでやるのかもしれない。

後半はうってかわって、コメリカでの話に。
皆本がレベル7のチルドレンとずっと上手くやってる所が評価されて、みたいな。
作中だとまともに出てくるレベル7のエスパーって数人しかいないからなー。
こういう風に他国側のレベル7が絡んでくるのは結構楽しみだし、
今後そういう展開もある程度は増えるんじゃないかなー、と思うけどどうだろ。

後特に今回のアダムのエピソードは、昔のチルドレンを髣髴とさせる。
皆本がアダムのサイキックに耐えてる所とかを見ると、失敗するわけがないよなーw
ってそう思える、そのぐらいにはやっぱ皆本は皆本で強いんだよなー。
ってのが良く判るから、ギャグっぽく見えるけどこういうシーンは好きだったな。
逆にギャグっぽくしてるからこそ、暗く見えなくて済むってのもあると思うし。
特に相手が子供だし、皆本なんだから暗くしても仕方がないからね。
こういう風にギャグっぽく見せる方が、やっぱ読みやすくて絶チルっぽい。

でもま、これ皆本にとっては結局やってる事同じなんだよな。
ESPの効率の良い使い方を、さりげなくアダムに教えてるだけというか。
その結果として、ESPを持ってる事で塞ぐ事なんか全くないんだ。
みたいな部分を遠まわしに教えてるというか…まあ皆本のなせる技だと思うけど。
結局単純に相手を一人の人間として見て、対等に扱うからこそ出来る芸当だよね。
相手を武器や兵器、人間ではないと思ってる人間には出来ない行為だと思うし。
んで、それが結局この漫画での皆本の一番良い所なんだと思うし。

つーかまあ、子供なんてこんなもんだよなwww
薫の時もそうだけど、大人が子供に与える影響ってのは切り詰めて言えばこう言う事で。
勉強を教えるにせよ、教養を仕込むにせよ、こういうやり方がやっぱり一番正しい。
そういうのが結局根底にあるんじゃないかなー。
それはま、皆本が幼い頃に受けたあの出来事が顕在化したもので。
逆に言えばそれを受けてこうなった皆本が凄いんだってのが判るよねw

で、まあこのエピソードは次巻に渡ると言う事で。
最後の方でチルドレンがコメリカに飛んできたのは色々良いヒキだと思うよw
ま、何時もどおりのチルドレンなんだろうなってのが判る的な意味でもw
今回全く出番なかったしな…チルドレン自体が…。
きっとその鬱憤を次回で晴らしてくれるよ…皆本相手に…。

あ、後俺結構グリシャム大佐好きなんで。
もっとグリシャム大佐が絡むエピソードがあっても良いと思いますよ!
男キャラの中だとグリシャム大佐がかなり上位に食い込んでくるわ…。
他にも好きなキャラいるけど、コレミツとか。
重要なキャラ(皆本とか)除けば一番好きかもしれない。

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