大図書館の羊飼い 感想。

AUGUSTの大図書館の羊飼い。
全シナリオクリアしたんで、全体的な感想のほどをさらさらっと。
最近ゲーム一本クリアするのに凄い時間かけてる事が多いし。
次やるゲームからはもうちょっとさくさくクリアしていこうかなー。

ん、良くも悪くもAUGUSTって感じでした。
決して悪い意味ではないので、その辺は勘違いして貰いたくないんですけども…。
今年の代表作か、と言われるとそれはどうかなーって感じはするけど、
今年のゲームとしては名前が挙がっても変じゃないのかな、って感じ。
まあ、どちらかと言えば今後のメディアミックス狙いなゲームだったのかな。
プレイしてて一番にそう思いましたが、既にアニメ化決まってるみたいですね。
マンガも既に何冊か出てたので、最初からそう言う方向性なんだと思います。

まあ、だからこそ良くも悪くも普通なんですかね?
AUGUSTのゲームの中でも、ファンタジー臭はあるものの全体的に普通と言うか。
ヒロインも全体的にファンタジーって言うほどの何かがあるわけでもなかったので。
何ていうかよくある一般的な恋愛ゲーム、と評価的には大差ない位置なのかなと。
まあ、その方がメディアミックスしやすいのは確実にあると思いますけど…。

良い点を挙げるなら、キャラクターは良かったって所。
全体的に(サブヒロインも含めて)結構良いキャラクターが多かったと思うし。
サブヒロインのルートもあったりして、そう言う所意識してるのは割と良かったです。
ただ、サブヒロインがメインヒロインの抱き合わせっぽく存在させられてるので、
サブヒロインのシナリオと、メインヒロインのシナリオである程度重複してて。
その辺は少し勿体無い(と言うかだるい)部分はあったと思いますが。
相対するメインヒロインをクリアしたらルート解除される、とか。
もしくはクリア後に選択出来るシナリオとかの方が良かったかも。
俺のプレイ順の問題もあるんですが、先にサブヒロインクリアしちゃって。
相対するヒロインのシナリオの雰囲気が7割方判っちゃったりとかね。
それで楽しめない、と言うわけではないんで良いんですけど。

ちょっと話それましたが、全体的にキャラクターは良かったです。
メインヒロインのつぐみは、ああーヒロインだし…って感じで無難でしたが。
ヒロインの中じゃ佳奈すけが評価(ユーザ投票的な)高いのは判るし。
他のヒロインもそれなりにしっかりとキャラが立ってたのはあるので。
まあ、そう言う意味でもメディアミックス向けなのかもしれませんね。
嫌なキャラクターが少ない…と言うのはキャラゲーの条件だとも思うので。
それを満たして、なおかつシナリオ的にそこまで不備がない。
ってのはメディアミックスするには条件としてはいいのかなーと。
その結果売れるのかどうかは判りませんが。

個人的には佳奈すけ、水結、凪、紗弓実、千莉の順で可愛いかなと。
つぐみがそこに入らないのは、申し訳ないけど超絶ベーシックと言うか。
何ていうかそれこそ要するに可もなく不可もなく、って所があるからですが。
良い子だよね、とは思うけどそれ以上の魅力は感じないタイプ…。
シナリオ的にはつぐみが居ないとスタートしないんですけども。

佳奈すけはとりあえずセリフのテンポが良くて見てて楽しい。
そのせいかシリアスっぽくなるとちょっと頂けない感じも出てましたが…。
その辺はギャップ的なものがシナリオ自体に存在するキャラではあったので。
水結は純粋に可愛いキャラクターだったと思います、後紗弓実とか。
それぞれそれなりにしっかりキャラも立ってたのでその辺は満足。

シナリオに関しては…まあこれこそ可もなく不可もなくですかねー。
どちらかと言えば大筋を重視したシナリオ、って感じはあるのかなー。
難を言えば、ヒロインのシナリオの掘り下げがもう少し欲しかったです。
通常ENDでヒロインごとの山になる点はしっかりと出てはいたんですが、
割とあっさりとその辺片がついてエンディング…の流ればっかりだったので。
TRUE ENDがある、と知ってその辺がもう少し深く描かれるのかな?
と、思ってプレイしたら、TRUEではもはやそう言う部分は完全にスルー!
と言うなんだそれ! 状態だったのでその辺が気になるなーと。
まあ、TRUEでそこ掘り下げてるとシナリオ的に長すぎる可能性。
と言うのもあるかな、とは思うんですがちょっと勿体無いなぁ、って。

例えばつぐみは妹の話とか。
妹に吐いた嘘が原因で、学園を楽しくする為の活動を始めて。
その結果として、気がついたら生徒会長にまでなって仲間も作れて。
その結果を妹に見せられた…って言う無難なまとめ方で終了してましたが、
その当たりをもう少し掘り下げて山にすればもっと良かったのにな、とか。
玉藻なんかも家が家が、とか言ってた割に家の話はほぼ皆無で終わるし。
千莉シナリオももっと音楽に対する事を描くのかと思ったら割とスルー。

とは言え上述しましたが、全体的な話の軸と言うか。
大図書館の羊飼い、としての軸は最後までブレてなかったのかなと思います。
まあ、要は共通ルートとしてのシナリオとでも言えばいいんですかね。
ある意味ではその結果として、ヒロインとの仲が深まる部分もあるので。
最後までその辺りがブレずに描かれてたのは良かった点かな、と。

と言うわけで、良作寄りの可もなく不可もなくな作品。
と言う位置づけで終わったかなぁ…キャラクターが良かった分がプラスって感じで。
後でファンディスクが出るみたいですが、ファンディスクの割に新キャラっぽいし。
そうなるとそこまで興味がないので、プレイするかは正直微妙な所ですしね。
何より今の所、アニメをやるとして、原作以上にアニメが良くなるかといわれると。
まあ、そんな事はないだろうなと思うのでその辺が微妙な所でもありますね。

そんなわけで、キャラが可愛くて可もなく不可もなく。
そう言う作品だと割り切ってプレイするならそんなに悪くないと思いますよ!
逆に言うとそれ以上の期待を持ってプレイすると、肩透かし食らうかも…。
ま、全体的に可もなく不可もなく、佳奈すけと凪は可愛いと思っておけばそれで。

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