HUNTER×HUNTER 28。

HUNTER×HUNTER(28) 著:冨樫義博

HUNTER×HUNTER 28 (ジャンプコミックス)

29巻が楽しみで楽しみですいません。
連載休載とかもう俺レベルの冨樫信者(略してトガシンジャー)には効かないぜ!
正直、休載しようがなにしようが、面白い事に代わりがないし、
面白ければそれが正義なので、連載がぼちぼちでも続けばそれで。
ま、昔ながらの冨樫信者は皆大して休載は気にしてないかと…。

と言うわけで待ちに待った28巻。
収録されてるのは、ネテロvs王との戦いの始まりから、ユピーとプフが王に自分を与える。
って所まで…いやーこの28巻も考えて見たら中々に濃い展開が多かったな…。
特筆すべきはやっぱり、王とネテロの戦いの終幕までか…。
まあ、ぶっちゃけネテロが負けるってのは予想してたし、
王に対してキズを与える事は出来ないだろう…とは思ってたけど。
予想を裏切って、こういう方法でキズを与えるとはなー…。

ぶっちゃけ念でのダメージ、攻撃しか考えてなかったな。
だからこそネテロも、王に対して挑戦者…という感情を持ったんだと思うけど。
まさか幕切れが科学的な道具、それも最悪の核兵器って所に皮肉を感じる。
それと同時に、ネテロがそれを使わなきゃいけなかったと言う事。
多分本当の彼はただ単純に念だけで戦いたかったんだろうなぁ…と。
奇も衒いも無く、拳を交わして…と出来れば良いと思ったんだろうな。
というのも、前巻からの流れでなんとなく判るんだけどな…。

ま、その上でそれを使ってでも止めないといけない。
そう判断したのは最終的には結局ネテロなわけだからなー。
つまる所、ネテロが王をそこで止めなきゃダメだと判断するに至った。
それだけの狂気、悪意が王の中に垣間見えた、って事だろうしなー。
そう考えたらそれほどおかしい事でもないか、薔薇を使ったのは。

パームの覚醒は…なんていうかもう人間なのかどうか怪しいけど。
この覚醒? でもともとの強化系に属する能力を得たみたいだったし。
そういう意味じゃ悪くないんだけど、なんか人間じゃなくなってたからな…。
ただまあ、キルアの呼びかけで記憶はきちんと人間の時のそれに戻ったけど。
つーか元々パームの場合はなんか能力が元属性をかけ離れてたからなー。
まあ、だからこそ潜入の役目を背負ってたんだけど。
なんかキルア以上のパワーを身につけてしまったらしいし。
これからはきっと戦力にカウントしても良いんじゃないだろうか…。
パームがきちんと戦うシーンがあるかどうかは判んないけど。

後はイカルゴ関係でまた伏線作ってたけど…。
これは本当にジャイロとか後々ちゃんと出てくるんだろうか…これもまた謎い。
大分前からジャイロの存在自体はプッシュされてるからなー。
どこかで出てこないとおさまりが悪いけど…どうなる事か判らない。
今の段階だと脇の話でしかなくて、本編にかかわりありそうに無いし。
きっとまた忘れた頃に出て来るんだよな、ジャイロ…。
まあでもイカルゴ周囲の展開も個人的には中々良かったかな、と。
黒ムカデは気持ち悪かったけど…俺ムカデ嫌いだし…。

しかしまー一番はやっぱゴンの狂気だろうなー。
なんていうかあのゲンスルー戦とかで見せた狂気とはベクトルが違うと言うか。
もう完全に気が狂ってそれしか見えてない状態、みたいな感じと言うか。
完全に怒りで我を忘れてる…なのに冷静にしか見えないってのが怖い。
ゴンのこの状態がまだ続くと思うとなんか悲しくなるよね、ほんと。
本当はカイトを助ける、それだけの為に怒ってるはずなのに…。
なんかもうここに来て、復讐する事しか考えてない様な、そんな。

そんなわけで、今後の展開が気になる1冊でした。
ってかコミックスしか読んでない人にとっては次が待ち遠しい展開だろうなー…。
ピトーの治療が終ってゴンとの話も進みそうな所でのヒキだし…。
王がプフとユピーのエネルギーを回収した後どうなるのかもだし。
キルア、パーム、ナックルあたりが終結してどうするのかも、だし。
良い意味で次が気になる展開が非常に多い1冊だった。

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