さっくりと希ルート終了。
希、ってのぞむじゃ変換出ないんだよね…のぞむーのぞむー。
相変わらず一発変換で出ない名前のキャラは少し面倒臭いのである…。
って事で希ルートクリアした。
とりあえず夜、シロクマ、希に関してはそれぞれパラレル設定って感じかなー。
綾に関してはその3人の前の話、と言う位置づけで読み進めれば良いっぽい。
ので、まあ希に関しても夜やシロクマと同じ雰囲気で読み進めてましたが。
だからまあ、ある意味じゃ夜やシロクマ同様報われない部分と言うか…。
サブヒロインと言う立場では仕方ない雰囲気があるっちゃあるんだけどね!
とりあえず全体的に希は、ゴーストとかの立ち位置とは少し離れてた気がするね。
何ていうんだろう、全体的な話の流れとしてのゴーストって部分はあるんだけど、
希自体がそれに関わる…ってのは結局概念的な所ぐらいだったんじゃないかな。
特にそう思えるのは希が妻と対峙した所かな、あれは概念的な意味でのゴースト。
そう言う部分が妻と対峙するに至った経緯だったんじゃないかなーと思うし。
だからこそ、本当の意味でのゴーストとは少し間があるキャラクターだった気がする。
と言うかあまりそれに近すぎるキャラクターじゃない方が良かったとも思うしね。
希はなんて言うかこういう立場だからこそ、ってのが良く判るシナリオだったとも思う。
ただ、ある意味では初雪の復讐の部分を妻が代理してるとも言えると言うか。
規模の違いはあれど、死んだものに報いる為に立ち上がったと言う所は同じだと思う。
だからそういう部分は初雪のそれと対比されてるんじゃないかなーって感じはしたね。
勿論初雪のその復讐が、今後のルートでどう処理されるのかはわからないけど…。
ただ判るのは、やはり一番親しいものが動かなければどうする事も出来ない。
そう言う事もある…復讐ってのはそういうものだって事なのかもしれない。
後希がこの3人(夜、シロクマ、希)の中で一番最後だった意味も大きかった。
度々言ってたホワイトグラデュエーション…まあ単体だとかなり寒い単語だけど。
綾にせよ、夜やシロクマにせよ、卒業が大きなテーマになってる部分があって。
他のキャラクターよりも大きくそれがシナリオに反映されてたような雰囲気があったなー。
進路相談員として色々やって来た、とかそういう部分があるからだと思うけど。
何ていうか今までのキャラクターの中で、一番”卒業”ってのがしっくり来ると言うか。
なんとなくだけど、ああ希は卒業だなーって言うのが伝わってくる感じだったなー。
まあ、多かれ少なかれ綾も夜もシロクマも卒業なのは変わらないのにね。
ああ、それと思ったより希も可愛いキャラでした。
なんかこう、最初男言葉使うし微妙な所があるキャラクターだなとは思ってたけど。
中盤からはどんどん可愛い雰囲気を醸し出すキャラクターになりつつあったな…。
後思ったより希との会話はテンポが良くて面白いっていうのもあるかなー。
夜との会話も好きだったけど、またそれとは違った趣があった気がする。
ニュアンス的には夜と同じ系統ではあるけど、少し違うと言うかそんな感じ。
まー多分夜は比較的まともなのに対して、希は単純バカだからだと思いますが。
そこが希の良い所なんだけど。
でも個人的には嫌いな話じゃなかったかな。
妻とかの話もそうだけど、何となく理解出来る部分が結構大きいと言うか…。
最も希の性格だけはちょっとどうしてここまでこじらせてしまったのか状態だけど。
でもま、それにもきちんと理由と言うかそれらがあったから気にならなかったし、
ああいう性格のキャラクターが居るからこそ救われてる部分もある気がするし。
何ていうか希って言うキャラクターに寄りかかってる所も大きかったと思う。
悪い言い方になるけど、バカっぽいキャラが一人居ると重くならなくて救われるよね。
後夜、シロクマ、希ルートだと初雪が消えるのは同じっぽいね。
消えると言うか…要するに復讐を遂げられなかったからなんだろうけど。
復讐は遂げられなかったけど、初雪の中に拠るべきものが出来てしまうと言うか。
だからこそ、消えるしかない…そういう部分があったんじゃないかなと思う。
それが良いか悪いか、と言うのはこの3人のルートじゃ判らなくはあるんだけどね。
ある意味じゃ初雪の復讐の大きな所を止める事が出来たのもあるだろうし、
でもそのせい(ってわけではないんだけど)で好きな人…初雪は消えてしまって。
そういう意味だと良いのか悪いのかなんとも言えないよね、って言う感じ。
ただまあ、3人とも確たる拠り所は持ったままだったもんね。
綾はともかく、夜もシロクマも希もそれでしょげたりはしてない所に救われると言うか。
勿論再度初雪と出会えるとか、そういう確たる認識があるわけではないんだろうけど。
思いと言うか信じるものと言うか…それを最後まできちんと持ち続けてるのが良い。
ある意味じゃそう言うのが本当の愛みたいな、そんな雰囲気があると言うか…。
まあ、一言で表すと健気な部分が3人に共通してるのは良かったんじゃないかな。
と言う事で希ルート終了。
おっぱい一番大きいな! って言うのが最初のイメージだったけど。
その内バカ娘かー…になって、いつの間にか可愛いヤツになっちゃうって言う。
なんかそういう変遷を楽しめるのもこのルートの良い所かもねって感じで。
ま、全体的に割と良かったです…声と言うか演技も良かったし。
バカ娘っぽいのがしっかり出てたので満足でしたよ!
って事で後は最後のシナリオだけかな?
ヒロイン的にはまー桜になるんだろうけど、はてどう繋がるんだろうなー。
時系列的にはこの3人と同じタイミングでないとおかしいと思うんだけどね。
だからまあ、そういう意味でもやっぱこの3人は報われない部分があると思うけど。
とりあえず最後のシナリオを楽しむ方向性で次へと行くしかないって事で。