Angel Beats! -1st beat- 岩沢雅美。

一人目、初代ガルデモボーカルの岩沢クリアしました。
タイトルで岩沢雅美、と書いてますが名前まで呼ぶのは今一しっくり来ず…。
何だろう、アニメでも岩沢岩沢、だったので岩沢が頭に染み付いてるような!
もちろんちゃんと下の名前ありますよ、って事なんですけど!
とりあえず岩沢呼びで行きます、そっちの方が通りが良いので。

と言うわけで今回クリア出来る3人の内の一人、まずは岩沢ルートに入ってみました。
ルートに入ること自体は前回も書きましたが、そこまで難しくはないと言うか。
メインの軸となる部分をこなしつつ、岩沢と仲良くなって行く選択肢ですね。
加えてひさ子やガルデモのメンバーとも仲良くなっていけば良いのかなと。
元々、岩沢自体が恋愛に疎い…と言うか自他共に認める音楽キチである。
と言うことをある程度理解して進む事が必要なのかもしれません。
なのでまー前半と言うか途中まではそう言う恋愛っぽい雰囲気はなくて。
主人公である音無が一方的に喋りかけたりとか、そんな感じですね。

ちなみにアニメでは岩沢は消滅するので、このルートはそこからもう既に全部変わります。
当然ですが岩沢を選ばなかった場合(前回の個別なしEND)は消滅するので、
それ以降は岩沢が出て来ることはなくなります…なので消滅回避後の話ですね。
その話自体はアニメでは一切触れられてないはずなので、新規の部分と言う事です。
その時の消滅の理由自体はアニメと同じで、ボーカリストとしてやりきった。
ステージの上で納得してしまったから消える…と言うアニメと同じ演出ですね。

なので消滅しない、と言うか消滅を回避する場合ですが、
その時点で音無が岩沢に対して既に興味以上の感情を持ってると言う事になります。
端的に言えばもうその時点で岩沢に惹かれている…と言うことなわけですが。
何となく音無はそう言う「納得する」や「満足する」雰囲気を感じられるのか、
ステージで歌っている岩沢を見てとめなければ、と動くわけですね。
この辺はまあ、主人公だからと言うよりはその人に対して親しく思っているか。
そう言う部分が影響してるだけだと思うので、音無の能力ではないと思いますけどね。

いや、しかしその後もどんどん仲良くなっていって。
音楽キチだった岩沢とくっつくのは、まあ展開的には予想通りではあるんですが。
まさか岩沢の性格があそこまで変わってしまうとは…みたいな感じでしたね!
何だろう、アニメでの岩沢は上記したように消滅するまでしか描かれてなくて。
本当に音楽キチで硬派、どちらかと言えば恋愛なんかには興味が無いんだ!
みたいな雰囲気なんですが…恋は変えてしまうと言う事なんでしょうかね!
傍からみても若干ヤバいぐらいのラブさ加減になってたのが面白かったです。
いや…むしろそう言った経験がないキャラだからこそ、ああなるんでしょうか。

だって! ぶっちゃけ岩沢がおにぎり握ってお弁当持ってくるとか!
アニメ見てた人なら全く思わないでしょ…そう言う感じで凄く女の子らしく。
言い方としては悪いんですが、普通の女の子になってた感じでした。
ただ、まさにそれこそがこのルートでのポイントになると言うか…。
それがこの死んだ世界に異変を齎してしまうと言う…そんな展開でした。

まー要するに音無と岩沢がくっついた、それによって死んだ世界の神様が方向性を変えた。
方向性を変えた、と言うよりは修正しようとした…と言う方が正しいんでしょうね。
この2人がこの世界で愛し合い続ける事によって、つまりは次のステップに進まない。
死んだ世界でそのまま何年も、何十年も消える事なく過ごしていける可能性。
そう言うものを神様が見出してしまったのか、これまでにない異変となって襲い掛かり。
結果、その異変に巻き込まれた高松は、魂とも呼べるものを奪い取られてNPCに。
死んだ戦線から消え、ただの一般生徒になってしまうと言う悲劇が起き、
それは結果として戦線を守る為に音無と岩沢の関係を断ち切ってくれ。
そんな決断を音無はゆりに下されるわけですね。

ようやく心を通わせる事が出来た、記憶は戻らずともこの世界での幸せを見つけた。
なのに、そのせいで一緒に戦って来た高松が消え、なお世界は襲い掛かってくる。
それを止める為には幸せである今を、自分から壊すしかないと言う。
考えてみると、自分が何を悪い事をしたんだよって思っちゃいますよね、これ。
ただ好きな人と居られる事、それすら許されなくて。
逃げたとしても仲間が一人一人、いつか消えていく事になる。
どちらを選択しても自分の心が壊れていくような展開でした。

結局岩沢と破局を迎えて一段落した後、狂った音無を助けたのはやっぱり岩沢で。
その頃には岩沢も、どうしてそうなったのかを理解してて…。
その結果、やっぱり2人は愛し合ってしまうわけですね。
で、命あるものが生まれない世界で、岩沢のお腹に新しい命が宿る…。
これはゆりも初めての事らしく、素直に驚いてかつ祝福してましたが。
何日を経ても岩沢のお腹がそれ以上大きくならない事に気づいてしまって。
やはり同時にまた2人の影響で死んだ世界にまた変化が訪れていて…。
どんどん仲間は疲弊して行って、これ以上仲間を守る事が出来ない。
だからもう、仮初の家族を終わらせる時なのでは、とゆりがまた音無に提案する。

…このルートだけなのか、それとも他のルートでもなのか。
その辺はまだ判りませんが、直接的に関係している音無は言うまでもないんですが、
恐らくこの物語ではゆりもそう言った決断を下さないといけない辛さがありますよね。
だからこそメンバーのリーダーをずっとやってこれているのかもしれませんが。
幸せを見つけられなかった者がやってくる世界で。
幸せを見つけた者に対して幸せを破棄しろと言わなければならない。
…もしかしたらゆりが一番しんどい役目を背負わされてるのかもしれないですね。

しかしそれでも、岩沢は少しでも幸せだったのか、そこですよね。
最後、岩沢が生前得なかった家族と言うものを得、それに満足し消滅して。
その後音無に向けた手紙に書いてあったメッセージを見る限りは、
自分が消えるかもしれない事を理解した上で幸せを感じてたんだとは思いますし、
手紙の最後に書かれた「音無雅美」の文字を見る限り幸せだったんだろうなぁ…。
と言う想像は出来ますが、果たしてこれで良かったのかどうかが凄く謎のままでした。

加えて結局残されてしまった音無の事を考えると…。
何ていうかこのルートでは誰も完璧に救われてないのでは、と言う気がしますよね。
岩沢は少なからず幸せを感じて、納得したから消滅したと言うのはその通りですけど…。
その納得は果たして完璧な納得だったのか…どうしたって音無をその世界に残してしまう。
当然ですがそれ以上音無と一緒に居る事は出来なくなるわけですよね。
その辺がもやもやっとすると言うか…うーん、文章にするのが難しいんですが。
まあ、少なくとも音無はこのルートで何か報われたのか怪しいですしね。

なので正直な所最後までやったけどハッピーエンドで終わったのか…?
と言う疑問しか残らないルートでした…これ音無は永遠に戦い続けるエンドなのでは。
消滅した岩沢がどうなった(なる)のかも、結局その後の音無(やSSS)がどうなるのかも、
その他世界に関してもそれ以上の事は判らない…そんな感じの終わり方でしたしね。
恐らくこういったルートでの判明した事をどんどん積み重ねていくタイプなので、
むしろこのルートで全てが判明してない事自体がダメと言うわけではないですけどね!
少しずつ世界の事やとかが判明していく部分は面白かったですしね。

何にせよ先を見ていくしかない、そんなエンディングでした。
全然性格の違う岩沢を見れたりとか、面白い部分も沢山ありましたが。
少なくとも世界に関してはまだまだ謎が一杯、と言う感じでした。
後このルートを見る限り、残される事の辛さは理解出来ると思うんですよね。
アニメではまあ…ね、その辺ちょっと叩かれる要素になってた感ありますけど、
このルートで描かれてる二人の関係、それと残された側の音無の気持ち。
それらを考えると、ああいう答えに行き着いても、って思っちゃいますよ。
ともかくもこのままでは全然判らない事だらけのままなのでどんどん進みましょう。
もちろん、次にクリアするルートで何かが判明するかはまだ判りませんけどね!

あ、そういえば岩沢ルートで音無と岩沢が破局を迎えた後ですが。
その岩沢に「影が居なくなった」と教えた人物が居るそうです。
岩沢自身には面識がなかった、みたいな雰囲気だったので、
少なくとも戦線のメンバーではなく、かつNPCではないみたいですが…。
この人物があれですかね、キーになってくる感じですかね。
アニメ版含めて考えると、と言う感じなので触れ難い話ですけど!
とりあえずその辺含めて他のルートで情報が出て来るのか楽しみにしつつ。
まあ…とは言ってもこれ6だか7部作の1作目だからなぁ…みたいな感もあり。
果たしてこの作品はどこに行き着くんだろう、とか思ったりも、ね。
特にアニメを見てからプレイしてるのでその辺が一番気になりますよね!

カテゴリー: ゲーム系 タグ: , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.