オデッセイ。

近場の映画館での上映期日が迫ってたので見に行って来ました。
いや、前から見ようと思ってたんですが中々いけてなくて。
そろそろ行かないと! って誘われたので乗りました。
2Dはなかったので3Dの吹き替え(しかなかった)で見て来ましたが、
個人的には3Dじゃなくてもいいんじゃないかな、みたいあ感じでした。
理由は後述。

と言うわけでオデッセイ。
これ、CMで見たときこれは見ないと、って思ってまして…。
なのに今頃見に行くのかよ! みたいな感じで申し訳ないんですが、
単純に俺宇宙モノ好きなんですよね、アニメ小説漫画映画に限らず。
漫画とかならプラネテスとか宇宙兄弟とかその辺大好きですしね。
そもそもが宇宙、って言うものが好きなんですよ。
さっさと宇宙に飛び出したいぐらい…生きてる間に叶うかは謎ですけどね。

で、そんなのもあって、その上火星で農耕して生き延びるぜ!
みたいな…何ていうのかな、サバイバル感? 男心をくすぐられないわけないでしょうが!
って感じで…でも期待して見に行って損はしない出来だったと思います。
2時間30分だったかな、全然退屈しないでずーっと見てられましたしね。
中だるみする面もありましたが、物語の性質上仕方ない部分も結構ありましたし。
そう言う意味では面白くてお勧めです。

ただまあ3Dかどうかは特に…でした。
理由は俺が若干斜視と言うか、ちょっと目が良くないせいだと思いますけどね。
メガネかけて見てても左目が今一ちゃんと見えてないのか3Dに見えなくて。
とはっても2Dと比較出来ないので判らないんですが…。
どうも3Dに感じなかった、と言うのが俺の中での結論ですね。
もちろんそれは俺の問題なので映画や3Dが悪いと言うわけではないですけど。
お医者さんに、車乗ってる時君左目の情報処理してないねって言われたぐらいですしね。
あ、言っておきますが単体で左目は見えてますよ! 視力0ではないです。
両目で見た時、長いこと右目でしかものを見るくせがついてないらしくて、
しかも左が斜視? で違う所見てるので脳が情報カットしてるとかなんとか。
まあ難しい話は判りませんが、確かに車乗ってる時意識しないと左目の見てる場所。
って言うのが全然違うって判りますしね、その上その情報使ってないですし。

と、まあそんな理由で2Dでもいいかなって感じでした。
まあ3Dしかやってなかったのでどうしようもありませんけど。
ツレは3Dで楽しめてたようなのでそれは何よりでしたけどね。

ちょっと残念だった点は、一番期待してた稼いで農業するぜ!
の部分が少し短かった事…いや、まあ映画のストーリー的にはあんなもんなんですが、
なんだなんだもっと色々作るのか!? みたいな期待をしてたので…。
でもまあ、良く考えてみるとたまたま感謝祭の為の真空パックジャガイモ。
それがあったからそれを種芋に出来ただけで、そりゃ他の野菜って言ってもね…。
みたいな感じはあるので、そのぐらいでよかったのかもしれませんが。
若干あれですね、箱庭ゲーのイメージにその辺り近かったと言うか。
廃棄されたものや別の用途の資材を使って自分が生きる為に作り変えて行く。
箱庭ゲーってそう言うのが面白いですし、そこに通じるものはあったかな、と。

それ以外の所は基本宇宙モノ、って感じでした。
まあ取り残された主人公がどう生き延びるか、どう火星から救出されるか。
と言う物語なので、農業がずーっとメインと言うわけではないのは当たり前ですしね。
ただま、限りなく重量を落として外装内装コントロール装置全て捨てた離陸機。
防水シートだけで覆ってそれで宇宙に飛び出すぜ! って言うのは…。
何ていうか現実的にありえるのか判りませんが無謀な賭け好きの国製作!
って感じはしました…その後の宇宙でキャッチする所とかもね。
あ、悪いとかではなく王道の展開だし良かったと思いますけどね。

後はまー知識の大事さ、と宇宙の怖さ、が同時に判る映画でしたね。
宇宙の怖さは言わずもがな…ちょっとしたミス、ちょっとした変化で全てが崩れ去る。
それはもう宇宙モノの映画、漫画、全てにおいて共通することですからね。
ただ憧れてるだけだとそう言う面は見れない、そう言う事なんですよね。
ワットが最後にこれから宇宙飛行士にそれとなくそう言う事を伝えてましたが、
やっぱりどれだけ憧れてても宇宙は真空で、置き去りにされれば99%は死ぬ。
そう言う世界なんだよなぁ、と言うのは行かずとも判ると言う事ですね。

それからもう一つ、知識の大事さ。
今回、これは主人公のワットが植物学者なので農業を思いついて実行し、
その結果食料の自給がある事で生存日数が延びた…と言うお話なんですよね。
どうやってこの局面を乗り越えるか、それを考えた時に結論として出て来たもの。
それがジャガイモを火星の土、自分達の排泄物、そしてそこにあるもので作ろう。
と言う所に到ったわけですが、簡単なようでやはり普段からの知識がないと…。
例えば排泄物を利用して、とかそう言う事は思いつかないって事ですよね。
もちろんそれ以外にも障害は多くて、例えば作物を育てるのにどれだけ水が必要か。
その水を供給する為にロケットの燃料のヒドラジンを使って分解して云々かんぬん。
植物学以外の知識も物凄く含まれてますが、大事なのはとにかく考え抜く事。
一つ目の前の問題を計算して潰す、そうしたらまた一つ次の問題を計算する。
要するに最後まで投げるな、あきらめるな、そう言う事が描かれてましたね。

そしてまあ行動する事。
もちろんそれが一番大事なんですが、一歩ずつでも進んで行く事。
それが果てしない道のりでも、たとえその先の希望が僅かだったとしても。
希望を待つだけじゃない、自分がそれに少しでも近づくと言う姿勢。
そう言うものが最後は大事なんだと言う…まあそこらはありきたりではありますね!

後はワットを置き去りにした事を気にかけてた残りのメンバー。
こいつらもこいつらで無茶しやがって! って感じで良かったです。
まあ…宇宙飛行士として、軍人として、果たしてどうなのかは判りません。
判りませんが、満場一致でワットを助けに行かなければ!
と言うシーンはやっぱり良かったなぁ…と思います。
もちろんそこで反対の意見が出たとしてもそれは間違っては無いんですよね。
宇宙滞在日数が2年近く伸びる事、ミッションを一つでも失敗すれば全員死ぬ事。
加えてそのミッションの難易度もそれぞれが非常に高い事…。
家族も居る、自分の命もある、上からの命令や規則もある…。
そんな状況でそう言う風に判断をした事が褒められるのか否か。
それはまあ、何ていうか難しい問題なのかもしれないな、とは思いますよね。
助けられたからこそヒーローで、そうでなければどうなるかは判ったもんじゃない。
まあ、それだけの覚悟をして臨んだと言うのが判るので良いシーンでしたけどね。

と言うわけで面白かったです。
見に行ってよかったなーと思う作品だったので満足しましたね!
3Dだけはあってもなくても(個人的には)どっちでも良かったですがw

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